2019年4月30日火曜日

平成最後の日

「平成最後」”そんなことわかってるさ”といわれそうだけれど、このブログの始まりは私的な日記のつもりだったから、いちいち書かせていただく。
今日は雨。
本当なら館林に向けて車を走らせているはずだった。

友人が館林に住んでいて、ツツジを見にいらっしゃいと誘ってくれた。
毎年のようにそう言われて、毎年都合がつかなかったので今年こそはと思った。
今年行かないともう車の運転もおぼつかなくなるかもしれない。
それで連休前の日を予定していたけれど、その頃はまだ花が咲いていなかった。
数日刻みで連絡を取り合って、今日なら大丈夫というので約束したけれど、あいにくの雨。
それも本降りで、連休中一番の降雨量だとか。
しかも館林付近の渋滞予測は激しい。

渋滞でやっとこさ到着して、雨の中歩いても楽しくはないからキャンセルすることにした。
しかし、次にいつ行けるかわからないから花が終わってしまっても、連休すぎに行きたいと思っている。
足利フラワーパークとか色々あって、すごくきれいだからいらっしゃいとも。
友人が館林に住み始めた頃数回訪れたことがあって、その頃は今のように施設の充実もなかったので、辺鄙なところの印象しかなかった。
最近は連休中最も混雑する場所のようだ。

そんなわけで、今日は暇になってしまった。
雨が降って頭が重い。
家の外は足場が組まれ、安全用の網が被せられていて鬱陶しい。
家にいてもどんよりした気分。
外には行きたくないし、映画館ではなにか面白そうな映画でもやっているかしら?
でも混雑に入るのはいや。

私のよく使う電車に、はしかの患者が乗ったというので警戒するようにとネットニュースが言っている。
その日の私のスケジュールを見ると、まさしくその電車を使って行く場所だった。
しかし、当日私は車ででかけたので助かった。

はしかは昔は誰でも一度はかかって、誰もがそんなに大騒ぎはしなかった。
自分がかかったことがあるかどうか知らないけれど、そんなに危険なのだろうか。
伝染病だから騒いでいるのかな。
一時期風疹が大流行した。
その時私は仲間とスキーに出かけた。
その仲間のうちの二人が顔に発疹して旅館で寝ていた。

その顔を見て笑っていたら、帰宅して間もなく私の顔にも発疹が。
近所の病院へ行って恥ずかしいから待合室の隅っこでひとに顔を見られないようにうつむいていた。
診察室に入ると「風疹ですか、お若いですなあ」と先生に言われた。
「普通は小学生くらいでなるものです」

風疹を子供の病気と甘く見ていたら、妊婦さんがかかると胎児に重大な影響があるかもしれないということを、後で知った。
「鏡は横にひび割れて」というアガサ・クリスティーのミステリーがある。

女優のパーティーに、体調が悪いのに来た近隣の女性。
女優は当時妊娠中だった。
その後、再会した彼女が、当時風疹にかかっていたこと、体調が悪くても自分は元気だから来られたと自慢げに語る。
風疹のために子供を失った女優は、隣人がその元凶だと知って復讐するというストーリー。

私達の時代には、はしか、百日咳、風疹などは子供の病気の定番。
そのために生命を落とす子がいても世の中があまり騒がなかったのは、こんなに交通網が発達していなかったからかもしれない。
その地域や学校内で収まっていた。
最近は海外の病気も持ち込まれ、海外に持ち出され、世界規模で広がっていく。
エイズやエボラ感染熱など。
免疫力のない病気が入ってきたら、感染は拡大。
平和に暮らしていた代々木公園の蚊が目の敵にされる時代。
代々木公園の蚊はインタビューに答えてこう言ったそうだ。
「もうスキーとか(モスキート蚊)にはいかない」

時々考えるのは、そういう病気で淘汰されるのを見越して、神様は人間をつくったかもしれないということ。
どんなに医学が発達しても手を変え品を変え、病気は進化していく。
ひとつ克服しても遺伝子が姿を替え、薬に耐性が出来た菌類はしぶとく生き残る。

間もなく平成天皇の退位の時間が刻々と迫っている。
今日の雨は家でテレビを見ていなさいという、ご託宣かもしれない。
この寒いのに皇居にでかけている人達もいる。
風邪ひきませんように。












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