2021年10月14日木曜日

こんないいところがあったなんて!

 北軽井沢に来て4日め、最初は晴れ、次の2日は雨、そして今日は朝から晴れ。2日間雨で運動ができなかったせいなのか体調が悪い。胃のあたりがムカムカするし、なんだか熱があるようで軽く咳まで出る。ああ、大変、コロナ新型肺炎に感染したかしら?どこで誰からどうやって?心当たりは皆無だけれど、デルタ株はすごく感染力が強いらしい。

でも今日は軽井沢在住のY子さんと約束があって、ランチのあとで近所にドライブする予定なのだ。せっかくの予定がだめになったらがっかりするだろうな。最近飼い始めたチワワの桜子ちゃんと出かけるのを楽しみにしていたので。

起床して1時間、2時間・・・それにしてもいいお天気。森の中を散歩してみよう。今の季節、森は音に溢れている。ペキペキと細かい木の枝が折れて落ちてくる。どんぐりの実がぱちんと弾丸のようにおちる鋭い音。冬に向かって植物たちは繁殖と防寒対策に忙しい。それにしてもたくさんのどんぐりはこれが一斉に芽を出したら森はしいの木だらけになってしまう。しかし実際にはそうならないのは、どんぐりはたくさんの動物の餌としてリスなどの越冬のお手伝いもしている。今朝もベランダのどんぐりの実は昨日あれほどたくさん落ちたのにほとんど残っていない。

散歩を終えたら、あれっ!気分がいい。コロナ感染はどこかへ飛んでいってしまった。

毎日目覚めると体調が色々で、良い日も悪い日もある。たいていは気分が悪い。コロナ以前は寝起きが良すぎて困るほどだった。それがこの頃は気分が良かったためしがない。睡眠が分断されて2度寝、3度寝あたりまえ。目が覚めると咳き込んだり寒気がしたり。熱が出たのかと思って体温を測ると低体温の35度台。少し動くと気分が良くなる・・・の繰り返し。結局コロナノイローゼと言うことみたい。

今朝は朝の散歩で気分が少し良くなったので、約束通りランチ後の遠足は実行された。遠足と言っても私の家から車で数分の鬼押出しが目的地だから近足。こんな近くにあるのに今まで行ったことがない。鬼押出しは子供の頃遠足に来たことがあって、その時の印象ではなんだか奇っ怪な形をした溶岩がゴロゴロあるだけのつまらないところだった。いつも交通標識を横目に見て通り過ぎるだけの場所だった。今日は志賀高原にでもと思っていたけれど、昨日までの天候が良くなかったので気分が上がらず近場でということになった。

Y子さんとはよくランチを一緒に食べる。常に家政婦さんがいる家でそだったお嬢様であるにも関わらず、彼女は料理が上手い。料理に限らず家事全般は知能プレーだからIQの高さが関係あるらしい。身近なものであっと驚く料理をこしらえる。ランチが終わって、結局私の不調は低血糖であるらしいと結論が出て、食べ終わったら元気になった。

晴れ渡る空、微風、明るい日差し、雄大な浅間の姿、今日は歩けないかと思っていたのになんの問題もなく歩けたのはこの景色たちの後押しがあったからか、美味しく食事を頂いたからかわからないけれど、エセコロナはすっかりどこかへ消えていった。

それにしてもこんなに近くにこんなに素晴らしい場所があったなんて。ノンちゃんは全然教えてくれなかった。彼女も10年間暮らしたのに知らなかったのかもしれない。知っていても興味がなかったのか。これからはせっせと通うことにした。森の散歩に飽きたら鬼押出しへ、浅間牧場もお気に入り。キャベツ畑しかないと思っていた北軽井沢は日に日に私の中で美しく進化していく。








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