2021年11月19日金曜日

高齢者免許更新

 今月8日に認知機能検査を受けたばかりなのに、次の高齢者講習で運転技能などの講習が受けられることになった。前回のときには近所の教習所に行ったので、予約にも長い間待たされてジリジリしたけれど、今回は運転免許センターで受けることにしたので、すべてがスムーズにいった。なぜ、最初から運転免許センターで受けられると言わないのかが不思議なんだけど。

最初に教習所の名前がずらりと並ぶはがきが来て、ここで受けてくださいと書いてある。取説の読めない私は、ここでも最初のページしか読まなかったので必死に教習所に電話した。どこも2ヶ月くらい先まで予約が一杯で、最初の認知機能検査が終わるのが免許証期限ギリギリ、そこから次の運転技能の講習にたどり着く頃には更新期限が切れている。もちろん情状酌量で少しは待ってもらえるらしいけれど、その間とても不安になる。何件目かで電話がつながった教習所のオペレーターが親切に教えてくれたのが運転免許センターでの受講だった。

おかげで運転免許センターの認知機能検査は高得点でクリア。すぐに次の運転技能の検査の予約も取れた。予約電話の受付は平日8時30分からで、29分にはスタンバイ、30分に変わった瞬間ダイアルした。すぐに予約が取れて12月初旬には晴れて更新できる運びとなった。実技は脱輪しても道を間違えても、よほどのことがなければ落とされることはないと聞く。私のように小柄なものは車が大きいと色々不都合が出る。それで当日背もたれとかクッションとか持ち込んでいいですか?と訊くと構わないそうで、そちらにはそういうものはないの?と訊くとごめんなさいと謝られて恐縮した。

世の中のものは標準的な人に当てはまるようになっている。極端に大きい、小さい人に合わせると、コストも手間もかかるから両サイドのサイズはカットされてしまう。だから私には世の中のすべてのものが大きすぎるのだ。

飛行機に乗るときにはいつもエコノミーだったから、たまにはビジネスクラスに乗ってみようと思った。航空会社のカウンターで、今日はビジネスクラスが割引になるからと勧められたので乗ってみることにした。で、すぐに後悔した。座席は大きすぎて足が足載せに届かない、背もたれも高すぎてヘッドレストに届かない。すごく疲れた。身の丈にあった生活をしようと、その時思った。

今度の講習の車はトヨタのプリウスだというから、どこかでシートに座って見たいと思っている。プリウスに乗っている知人はいないから乗っている人を探そう。前回はスバルのなんとかいう車。あまり良く知らないので名前を忘れてしまったけれど、とても大きくて教習所の教官が気の毒そうにクッションを勧めてくれた。その時は断ったけれど、今回は持参することにした。プリウスってどのくらいのクラスかな?トヨタのショールームで座らせてもらおうかしら。買わない人はお断りっていわれるかな。図々しい、塩まいてなんて追い出されるかも。いやいやトヨタさんはそんな小さいこと言わないでしょう。帰りにお持ち帰りでどうぞなんて1台お土産にもらえるかも。あはは、てなわけないか。

講習の予約が取れた頃、大谷翔平くんのMVPの受賞の発表があって、大喜び。惜しかったなあ、予約電話の最中にこのニュースが報道されたら、オペレーターさんに知らせてあげようと思っていたのに。二人で手を取り合って喜んだのに。電話の向こうだから、しかもコロナ感染のこともあるから手を取り合うわけにはいかないけれど。

知れば知るほどすごい選手なのだ、翔平くんは。例えば宇宙飛行士などの顔に共通するものがある。とても落ち着いている。目がキョロキョロしない。やたらに興奮しない。派手な言葉も態度もない。ごく淡々と話す。生活のすべてが野球につながっている。行動のすべてが野球のため。それでいて独りよがりのところや奇をてらった行動、思い上がりなどが一切見られない。稀有の存在なのだ。









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