引退したと思ったら急に忙しくなって、疲労困憊しておりますぞ。ヘトヘトなのよ。
今年は知人のコンサートが目白押しで、ブログに投稿する暇がない。まだ9月のコンサートの感想も書いていない。そのうち忘れてしまうといけないので簡単に書き留めておくことに。
混声合唱団フェブリエの第6回目の演奏会
スキーの仲間のHさんは化学者ながらスキーもたしなみ歌も歌うという才女であるけれど、その中でもお酒が少々弱くなったようで、最近はあまり酔っ払った姿を見せてくれないのが物足りない。しかし、合唱の方は老いてもなお盛ん。増田順平さんと林光さんの編曲で日本の歌、雪やコンコン、叱られて等から始まった。
その後中田喜直作品「アビと漁師」男声合唱のステージ.最後はオペラの合唱曲とこれほど多くの曲を皆さんしっかりと歌いこなしておられる。シャッポを脱ぎますぞ。最後に行くほど声も出てきて楽しそうに歌い尽くす。これは本当に立派な健康法、いやいや生きがい、とでも。あとになるほど声の調子が良くなってくるのは本当にご立派なのだ。なかなかおしゃれな演出もあり、しっかり楽しませていただいた。
その前日は我が「古典音楽協会」の定期演奏会だった。新メンバーで継続が決まったときから会を重ね、今回も無事に大変盛会だった。新しいお客様もたくさん来てくださったようでこのまま発展してくれることを祈った。本当に皆さまありがとうございました。
その後も梯剛之さんのピアノ・リサイタルは今日。上野の東京文化会館小ホールにて。
モーツァルト「ロンドニ長調」バッハ「イタリア協奏曲」ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ10番」ブラームス「3つの間奏曲 Op.117」ドッビュシー「子供の領分」
梯剛之さんの音は多彩で軽々と鍵盤の上を指が走る。本当に魅力的な音は彼のたゆまない努力の賜物ということを長年聞かせて頂いた私はよく知っている。最近は熟練の域に達して落ち着いた風格が魅力となってきた。12月15日にはヴァイオリンのヴォルフガング・ダヴィッドさんとデュオ・リサイタルがあります。14:00より 上野の東京文化会館小ホール いつも見事なアンサンブルを聞かせてもらえるので楽しみにしている。
「古典」の演奏会の数日後、映画を見た。「国宝」今評判のすごい映画でありました。私はもう忙しくてたまらない。引退すると忙しくなるのが不思議。でも体が動く限り様々なことを吸収したいと思っている。
「国宝」の二人の主人公はハンサムな青年。この人たちを見ると今の日本人は縄文時代から脈々と伝わった遺伝子を脱ぎ捨てたようで、もはや宇宙的なスケールでみないといけないようだ。すると私はもう同国人とはいえないかもしれない。私は人の顔の認証ができないので、話が進むうちにどの人が誰なのかわからなくなった。どちらにしても二人の青年は美しいお顔でした。
やや長すぎて「ああ、終わった」と感動にうるうるしていると再度話が継続、また「ああ、終わった」と感動していると、まだ終わらない。それが何回もあって、今度こそ騙されないぞ、ここで終わりではないのだ、と思ったら本当に終わりで拍子抜けした。これ、ちょっとカットしたほうが良いのではないかしら。感動がオオカミ少年のようになっては困るから。
円山応挙展が三井一号館ビルで開催中と知って、急遽、ヴァイオリンの調整に行く予定を変更。そちらに行こうと思ったら電車の事故で混乱しているらしい。これはやはり絵を見るより練習を優先しろということと思って諦めた。絵を見るのは明日に変更。
明日もまたてくてく東京まで行くのか。少し疲れ気味のnekotamaであります。
0 件のコメント:
コメントを投稿