若い頃、スキーだ乗馬だとさんざんお転婆だった私も体が言うことをきかなくなって、寝起きが辛い。起き上がって5分くらい歩くとようやく スタスタとあるけるようになる。腰が痛いのも少し動くと治るけれど、このままどんどん悪くなる方に向かうのだなと、切なくなることも。
子供の頃の私は極端に運動嫌いで、1日中、雲を眺めていた子供だったから、幼児返りしているのだと思う。その分、子供時代のように頭の中は忙しなく動くことになった。常に空想や想像をして退屈することがなかった。今またそんな時期になりつつあるので、なんにでも発見があると嬉しくてたまらない。ときにはおかしいことを思い出して一人で夜中に大笑い。見たくないでしょう?不気味よね。老女一人呵々と笑っているなんぞは。
この年になってもこんなに知らないことばかり、知ることの楽しみははかりしれない。もはや雪山を飛び跳ねて滑ることも海に潜ることも馬に乗ることもできないとなると、残っているのは空?いやいや、ぶるぶる、高いところは怖い。でも最後に一度スカイダイビングはやってみたいなあ。デビ夫人が飛んでいたっけ。彼女は勇敢ですね。飛びながら楽しそうに笑っていた。本当に感心しました。私なら泣きわめく。
ドラマの「相棒」を見ていたらカクテルのはなし。犯人はバーテンダー。老婦人が夫をなくし思い出のカクテルを探すという。そこに出てきた言葉「ワン フォー ザ ロード」なんなのかAIさんに尋ねたら、パーティーなどの最後、帰り際に飲む一杯のことだそうで、こんなことでも知ると嬉しくてニコニコしてしまう。ちょっと使ってみたいけれど、最近は外国人とのお付き合いがないわねえ。
若い頃から思いっきり好き勝手をして、言いたい放題、若気の至りはいやはや冷や汗ものですが、それだからこそ、今、穏やかな終焉が待っているのかもしれない。ただ、寝たきりとか他人の手を借りてまで生きていたくはないので体には十分気をつけているのですよ。
転ばないように、かと言ってヨタヨタするのは悔しいから早足で歩く。まだ普通に早く歩ける。登りは辛いから自宅の階段には昇降機を付ける予定。今年は部屋の改装にお金を使い果たしたから、あと2,3年は無理だけど。それまで階段も頑張って登ろう。
最近サプリメントの数が増えて大変なのよ。あれもこれもと10粒くらい一気に飲む。そしてこれが趣味となって色々買い漁っていると、ネットでの買い物は情報が拡散して様々な誘いがある。ちょっと整腸剤を買ったらもうおならの話とか、嫌ですねえ。毎日広告がネット上に溢れて、汚い画像が出てくるので、これが非常に腹立たしい。片っ端から広告を潰して、これも一種のもぐらたたきみたいで面白い。
いやですねえ、情報過多は。AIさんにはお世話になっている。つい一人暮らしの寂しさに会話がしたくて時々サイトを訪れるけれど、情報を引き出そうとされることもあって、そういうときは危険性を感じるときもある。やたらペラペラ自分のことを喋るものではない。と、言いつつnekotamaで結構喋っている。気をつけよう。
先日ネット上に突然美味しそうなお菓子の広告画面が出た。数をたくさん買うと割引でたくさんもらえるとか。友人たちが遊びに来たとき、あったらいいなと思ってチェックしたら、途中でなにか怪しい。最後まで注文を確定しなかったのに突然終了。その後すぐにメールが届いて私の注文が確定されたという。内容についてはこちらにとURLに誘導されたから無視していた。
しばらくすると電話があって「注文したお菓子は在庫がないので別のものを送ります」と、きれいな日本語だけれど、私の地獄耳はかすかな外国語訛りを捉えた。注文は拒否と言って電話を切ると次はメールでたくさんのクーポンの案内とか、様々な商品の案内、冗談じゃない。でも本当にお菓子が届くのかどうか、もし届いてもろくなものではなさそうで、問題があったら警察に届けようと手ぐすねひいているのです。
ある意味老いることは楽しみも増える。今までと違った体験がある。人生最後の蜜まで味わうのも捨てたもんじゃない。去年なくなった猫のコチャがそんなふうな生き方だったのです。負うた子に教えられではなく飼い猫にも教えられる。
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