2016年4月4日月曜日

完璧

今年も恒例の花見大会。
我が家にはゾロゾロと大勢の人が集まって来た。
特に私からお知らせはしないけれど「雪雀連」の会長が皆さんにご案内してくれる。
ところが会長も大変忙しい身になって、夜の11時に集まるようにと皆さんに案内を出したので、大混乱。
それでもなんとか収集がついて、午後から三々五々、満面の笑顔と美味しい物が集まってきた。

特に参加の返事はしていないけど今から行ってもいいですか?と言う人も出てきた。
この連は自主的な参加で、来たければ来る、来たくなければ来ない、お知らせがなくても、どこかで情報を聞いて自主的に参加する。
お誘いもしなければ拒否もしない。
実に大人の集まりなのが良い。
実際は蓋を開けてみないと、何人参加なのか把握出来ない。
食べ物は少し多めに用意して、余れば私がその後1週間くらい食べ続けることになる。
持ち帰りたいものがあれば各自、持ち帰る。
長年の間に自然とルールが出来上がった。

今年は完璧な開花で、数十年もの間お花見を継続しているけれど、こんなに素晴らしい花は初めて。
今朝電話があって、あんなに遠くまで並木が続いているのねと、初めて見たような事を言う人がいた。
彼女は毎年の常連さんだったけれど、ここ2年ほどお子さん達との旅行で来られなかった。
でも今年は何としてでも行きますと連絡をくれた。
来年も行きますと、嬉しい電話だった。

昨日まで花はひとひらも散っていなかったのに、今朝はもう花びらが地面に落ちている。
本当に昨日が花のピークだったわけで、今年の花見は殊の外盛り上がった。
我家の上の階に住んでいる奥さんも、初めての参加ですぐに皆と溶け込んで、楽しんでいた。
宴たけなわの頃には、日本の歌「花」「早春賦」などの春の歌を合唱したり、クラリネットの演奏があったり、音楽も盛り沢山。

クラリネットは去年まで務めていた音楽教室の同僚のYさん。
この部屋でストラビンスキー「兵士の物語」を一緒に演奏した。
落語「寝床」のように、「雪雀連」に招集をかけて「飲ませるから聞いてよ」と無理矢理招集。
その時に「雪雀連」の副会長のアオちゃんと意気投合、落語談義に花が咲いて今回も参加の運びとなった。
羊羹とお茶はなかったけれど皆さん集まってくれて、わけの分からない曲を辛抱強く聴いてもらった。

会長はいままで全部のイベントのお知らせを1人で引き受けていたけれど、最近はひどく忙しいので、これからは私が自分でお花見の責任を持つこととなった。
夜中の11時からのお花見も笑ってしまうけれど、私がお知らせを出したら、どんな手違いが生じるか・・・
沢山ご馳走を用意していたら、誰も来なかったり、その逆に、なんの用意もしていないのに沢山人が集まったり・・・
考えるだけで恐ろしい事態になりかねない。

さすがに1ヶ月違いはやらないにしても、1週間くらいは軽く間違えそうで怖い。
それでも面白がって語りぐさにしてくれるほど「雪雀連」の皆さんは洒落っ気があるけれど。
















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