2016年8月15日月曜日

ロンドンからのお客様

去年のロンドンアンサンブルのコンサートが終わってから、メンバーの中心であるピアニストの美智子さんは病気治療のため日本に残っていた。
病人というにはあまりにも元気だったのでそろそろイギリスに帰る日も近いと思っていたけれど、諸般の事情で帰国が少し延期になったので、ロンドンからご主人のリチャードさんが彼女に会いに来た。
それで今日はお二人お揃いで遊びに来た。

午前中わが家で「古典音楽協会」のメンバーがソロ合わせをしていた。
ソリストの絵美さんが美智子さんの友人なので残って、4人で昼食をともにすることにした。
リチャードは相変わらず飄々としていて、日本の夏の暑さにいささか参っているようだった。
美智子さんはつやつやとして、大胆なタンクトップ姿。
彼女は大変な暑がりや。
私たちがロンドンへ遊びに行った時にも、気温の低い日に背中丸出しのムームー姿で出迎えられてびっくりしたことがある。
私はセーターを羽織っていたのに。

午前中の練習が終わった絵美さんと、タンクトップの美智子さん、短パンに猫柄のTシャツを着たリチャードと4人で昼食を食べた。
猫柄シャツは私を喜ばせようと、美智子さんが彼に着せたらしい。
昨日宴会場でたくさん料理が余ってもったいなかったから、持ち帰って彼らに食べさせようかと思ったけれど、食中毒で倒れられるといけないからあきらめた。
そういうことをしても彼らは平気で生き延びそうな人種だから心配はいらないと思うけれど、舛添さんじゃあるまいし、あまりにもせこいのは私の気性に合わない。
それで、結局チラシ寿司、鳥のから揚げ、茶わん蒸しなど、花見の時のような献立になった。

美智子さんはパクパクと片っ端から平らげてくれるし、リチャードは半分寝ぼけながらもおいしいと言ってくれる。
彼は数日前に来日したから、まだ時差ボケでつらいらしい。
ご飯を食べ終わって日本茶を飲んで、すぐにソファで眠ってしまった。
美智子さん曰く、日本茶は眠れなくなるからと言ってリチャードは飲まない。
それなのに日本茶を飲んですぐ眠ってるわ。

英語と日本語が入り混じって、話題もあちらに飛び、こちらに飛び。
ロンドンアンサンブルの演奏会で来日するときには、コンサートの話が中心となる。
みな演奏前でピリピリしているけれど、今回はのんびり。
イギリス映画の話題で盛り上がる。
ところが、みな俳優の名前が思い出せない。
喉元まで来ているのに、名前が出てこない。
「ほら、あの**であの役を演じた・・・うーんと・・・だれだっけ?」

ほかの話をしているときに、そうだ***だ!などと突然名前を思い出す。
一人が思い出すとみなほっとして「そうだ、そうだ」と唱和する。

たくさん食べてたくさん笑って、楽しそうに帰って行った。
ロンドンからのお土産は私の大好きな紅茶の大きな缶。
めったに紅茶を飲まないのは、日本で飲む紅茶はあまりおいしくないから。
お土産でいただいたものは、本当においしい。
これでしばらくおいしい紅茶が飲める。

シメシメシメシメ・・・・・










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