2018年10月1日月曜日

チビとヤセは月面歩行体験ができなかった

イグ・ノーベル賞の世界展という展覧会が、後楽園の東京ドームシティで開催されている。
友人のHさんに誘われて見に行った。

イグ・ノーベル賞は1991年、マーク・エイブラハムズ氏によって創設され、毎年ハーバード大学で授賞式が行われる。
人々を笑わせそして考えさせる研究に与えられる賞で、裏のノーベル賞とも言われ、なんと日本人は12年連続で受賞という快挙!

ここnekotamaでは度々取り上げているけれど、今年は座ったままの姿勢で受けられる大腸内視鏡検査で受賞。

*牛のフンからバニラの香りと味を抽出して、その物質を使ったアイスクリームは授賞式で振る舞われた。

*私がえらく感心したのは、真正粘菌にパズルを解く能力があったという研究。

*ジャイアントパンダの糞から採取したバクテリアを用いると台所の生ゴミは90%以上削減できる。

*粘菌の続編として、粘菌を使って鉄道網の最適な路線を設計できる。

*ちなみにあのドクター中松も、34年間、自らの食事と体調に与える影響を分析し続け、イグ・ノーベル賞を受賞している。

日本人以外では、外せばすぐにガスマスクとして使えるブラジャーなんていうものも。
授賞式の様子もスクリーンで上映されていた。

笑いながら会場を巡っていくと、月面歩行が体験できる装置というのに出会った。
ブランコを吊るすようなかたちで上からフックのついたロープが下がり、その前には水を張ったプールのようなものが置かれている。

これはなにかと尋ねたら月面歩行の感覚を体験できる装置とか。
ロープにぶら下がってプールの水の上を飛び跳ねると、月面歩行と同じような感覚が得られるらしい。
二人のスタッフが暇そうにしている。
どうやら体験したい人が少なくて無聊をかこっていたようだ。
私達は野次馬!
見逃す手はない。
けれど、注意書きがあって、身長、体重に上下の制限がある。

私は体重は適正だけれど、身長が足りない。
Hさんは身長は十分だけれど、体重が足りない。
要はデブチビとヤセノッポのコンビだから。
身長が足りないのは足が水面に届かないから無理。
私は諦めた。
Hさんは体重が少し足りないけれど、試してみることになった。

痩せた体にハーネスをつけてロープの先にあるフックに繋がれた。
ピーターパンみたいねと笑いながらいざ空中飛行。
しかし・・・重さが足りなくてロープが下がらない。
水面ははるか下。
結局宙吊りになったまま。
それはそれでなかなか絵になったけれど、私が動画撮影に失敗したので、皆さんにみせられず残念でした。

私達が楽しんでいたらあっという間に人だかりができて、体験希望者が集まってきた。
日本人はほんとにシャイなんだから。

私は以前、戦闘機で成層圏まで飛ぶというツアーに申し込もうと思ったことがあった。
ツアーの内容を読んでいたら身長制限があって、とうてい無理ということがわかってがっかりした。
たぶん小さいと、安全装置とか宇宙服?とか、あらゆる部品が規格外になってしまうのだろうと動画を見て思った。
たいてい軍人みたいな人が乗っている動画なのだから。


















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