2020年2月21日金曜日

静かな銀座

不定期にだけれど、必ず集まる女子会がある。
毎回6人、時々5人。
銀座の和食の店がお気に入りで、最近はそこでの会食が多い。

銀座は一時期外国人で大混乱だったけれど、昨日行ったら閑散としていた。
ブランドショップの並ぶ中央通りは以前のゆったりとした時間が流れ、大人の街銀座の姿が戻っていた。
大好きな銀座も最近は敬遠がちだったけれど、これでまたしばらく通うことになりそう。
次回も銀座でということで決まり。

肺炎に喘ぐ中国の人たちにはとても気の毒だけど、つかの間かもしれない静けさを堪能した。
かつての日本人も世界中から顰蹙ものだったことがある。
農協のおっさんたちの行動が眉を潜められた。
飛行機の中でステテコ(これわかります?)姿、靴を脱いで前の座席に足を乗せる。
ブランドショップに押しかけ、買い漁る。
今私達が見ている中国人の振る舞いと変わらない。
経済的な成長の途上には、それに追いつけない生活習慣や教養など、取り残された部分が目立つ。
安定期に入れば、そのうち追いついてくる。

世界の文明発祥の国として、中国は常に私の尊敬の的だった。
なんと言っても日本人にはないおおらかさや決断力などは、敵に回せば恐ろしいと感じるものがあった。
体力も知力も優れている中国人のいけないところと言えば、国自体が大きすぎて統一するのが困難だからではないかと思う。

初めて中国に行った時、その広大さと多民族、それらの違いすぎる文化に驚いた。
まったく同じ国の人とは思えない人たちが辺境で見られた。
中国人が碧眼金髪?ターバン巻いてイスラム教?
私が行ったところは北京、天津、西安、ウルムチ、カシュガル、トルファンというシルクロードの旅。
行けども行けども砂漠地帯。
ウルムチは美しい街で、ぶどうが実りシルクのスカーフの模様もエキゾチックで、本当に素晴らしかった。
カシュガルの市場では羊の頭がゴロリ、びっくり仰天。
まちなかの屋台でシシカバブ、一般家庭訪問では「アラジンと不思議のランプ」の雰囲気。

この中で広がった肺炎は、またたく間に日本に伝わってしまった。
中国の良さが一転して悪い方に崩れ落ちる様は、あの国らしい大きな波となってこちらにも届いてしまった。
さあ、これからどうする?
広大で強大な国がこうなると収集がつかないけれど、彼らはすぐに蘇ってくると思う。
それよりも日本の役人のバカバカしさ。
一定の基準を満たさないと治療が受けられないなんて!

さんざん閉じ込めておいて患者を増やし尽くしたところで、結局なんの安全性も確信できないまま自宅に帰すなど狂気の沙汰。
閉ざされた空間で換気もままならなければ、ウイルスは大喜びで繁殖する。
そのくらい想像できないものかしら。
早めに陰性の人は船から降ろし、観察期間を設ける。
陽性の人は即医療機関に。
この決断がなぜできない?
役人根性の常に批判されることを恐れての優柔不断さが裏目に出て、今世界中から批判されている。
民間の機関が国の機関より劣っているなんてどうして言える?
民間は必死でやっていますよ。
だから民間の機関にも治療の手助けを頼めばいいものを、変なプライドがあってできないとは。
どうせなにをやっても罰せられることのない公務員なら、俺がすべての責任を取る!と言って、大英断を行う人が一人くらいいてもいいのでは?
ねえ、安倍さん?

年金を破綻させようが、消費税を上げて不景気をまねこうが、知ったことないものね。
森友の欲張り夫婦は厳しく罰られて、それを許した大阪の役人は知らん顔だものね。












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