2020年6月26日金曜日

そろいもそろって

最近、男性のスキャンダルが否応なしに耳に飛び込んでくる。
若い男性のTというタレント。
歌手?ダンサー?ひっくるめてアーティスト?
顔のつくりはきれい、まるで王子様のように整っているのに、なぜか嫌な顔。
心の中が顔に全く出ていないから、仮面を見ているようなのだ。
この人はコロナで皆が我慢に我慢を重ねているときに、女性を交えて大勢で食事会をしていたという。
どれほど事務所から注意を受けても、自粛しなかった。
これを悪いというと戦時中の統制された時代みたいだけれど、明らかに世の中舐め切っているような態度が世間の顰蹙を買ったのだ。

法律的に罪が問えるわけではないけれど、事務所から切られてしまった。
この手の人はすぐに浮上してくるから同情する必要もない。
とてもずるく立ち回れるから、必ずまた大物を後ろ盾にして上手く立ち回るに違いない。
そのずるがしこさで好感が持てない。

もう一人、絶世の美女を奥さんにしているWというお笑い芸人。
やはり顔が整っていて一見知性的に見えるけれど、やはり嫌な顔。
この人は沢山の女性と不倫をしていたらしい。
いや不倫ならまだしも、心を伴わない行為で世間から大バッシング。
どこまで女を馬鹿にしているのかと思うと汚らしさが先に立って、やはりかなり整った顔なのに、チープなセルロイドでできたお面を見ているような気がする。

どれほど性格に破綻があっても、顔が整っていなくても、嫌でない人もいる。
芸能界でもどこの世界であっても、根っこのところがちゃんとしていれば生き残れる。
スキャンダルの主たちは絶対に自分しか可愛くないという連中なのだ。
私だって自分が一番、でも他人も他ニャンも愛することはできる。
この手合いの男は、たぶんきれいな奥さんかわいい子供もアクセサリー、自分しか愛せない。
根っこが腐っているというか、根っこが最初からないというか。
充実した家庭、仕事は順風満帆、なにが彼に足りなかったのだろうか。
しかし、呼ばれてトイレにいく女性もすごい!
なんだか漫画みたいで吹き出しそうになる。
それにしても汚いし、やることが貧しすぎてすごい。

私も毎日暇だからテレビばかり見ていると、こういう手合いがいかに多いか知らされる。
時々お目にかかるのは、自分はコロナだと言って店の業務を妨害する手合い。
だいたい40台の男性に多い。
職場でコロナの話題を出すと盛り上がるからといって、俺はコロナだとつい言ってしまうらしい。
そう言うとどんなことが起こるかという想像力も働かないのかしら。
本当にあなた、この40年間何して生きてきたの?と言いたい。
しかも、けっこうあとを絶たない話題だから、何人もいるらしい。
情けない!

と、私も最近情報通になったものだわい。

ピアノ弾きの友人からドヴォルザークの楽譜が届いた。
ヴァイオリンとピアノのソナチネ。
可愛らしく短くて初見でも弾けるレベルの曲だけれど、とてもうまくできている。
非常に魅力的なので、合わせに行ってきた。
ドヴォルザークの曲は独特の民族的な美しいメロディーが楽しい。
2時間半ほど弾いたら情けないことにへとへとになった。
曲が難しいわけではなく、そもそもヴァイオリンを弾くということが大変になってきた。
もうだめと思っていたけれど、もう一度合わせようというとちゃんと合わせられるから、単にコロナ怠けであるにすぎないらしい。
これで本番があれば多分急にシャキッとする。
コンサートがないというので気力が萎えてしまっている。
体重も増えて歩くのがしんどい。
あ~あ!早くテレビ漬けの日々から解放されて、ステージに立ちたい。

いつも本番前はひどく緊張する。
舞台袖で出待ちしていると、おなかが痛くなるのに、終わればすぐに次のコンサートを考える。
ずっと緊張が持続する生活だったから、そのうち緊張しない生活が送れたらどんなにうれしいかと思っていたけれど、どうやら業が深くてそうはいかないようだ。

コンサートができないと、男たちのみっともない姿を連日テレビで見ることになる。
見なければ?と言われてもそうはいかない。
毎日へらへらと笑っていられるもの。
文句言いながらもテレビを見ないといられないのは中毒なのです。













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