2020年11月28日土曜日

雪が降る

 昨日午後慌てて家を出たのは雪の情報があったため。北軽井沢付近の天気予報を見ていたら今朝は雪と出ていた。それは大変。雪道は運転したことがないけれど、私の運転は急加速急ブレーキはめったにしないから、たぶん心穏やかに走っていれば大丈夫だと思う。軽井沢から千ヶ滝を超えたあたりから北軽井沢への山道はいいお天気でも急カーブできつい。まして雪が降ったり凍結したりすれば恐怖そのもの。

今朝は先日入れた食器棚の電気配線をつないでもらうために電気屋さんが来る予定だった。しかし、朝こちらに向かっていいるという電気屋さんから電話があって、いま途中まで来ているけれど大渋滞です。上の方が凍結してつるつるらしく事故があったようなので、配線工事は来春に行きますと。まだ食器棚の固定ができていないからあわよくば電気屋さんにお願いしてみようと思っていたので、あてが外れてがっかり。ま、いいわ、来年誰かがやってくれるから と儚い望み。

明日ピアノが届けばもう冬中来ることはないけれど、どうしても冬の森での生活もしてみたい。都心では最近またコロナがすごいことになっているらしいので、ここにいたほうが安全だと思うけれど、雪のある生活は年取ってから初めてでは無理だと思う。ピアノの配送業者から電話があって、雪がふりそうと言ったらぎょっとしていた。だんだん空が鈍色になってきたので、まもなく雪が落ちてくる気配がする。この森で雪が降るのを見るのは初めてで、それは素敵だと思うけれど、こうしてのんきにしていられるにはいつまでだろう。明日は天気が回復してくるらしいけれど。

今日は電気屋さんが来なくなって暇になってしまった。散歩に出たらすぐに足が痛くなってしまって、ヨロヨロと帰ってきた。本当にだらしなくなってしまった。昨日までは足は絶好調、もうすでに治ったものかと思えたけれど、今朝はぶり返して少しも歩けない。考えたのは、足の運動は歩くだけだとうまく行かないということ。ずっと同じ動作を繰り返すのがいけないのではないかと。その証拠に家の中で忙しく動いて家事をしているときにはあまり痛くない。それは様々な動作の組み合わせだから、ずっと同じ筋肉を使っているわけではない。総合的に体を動かすことがいいのでは?

予定が狂ったのでさて、なにをしようか。そういえばここのお風呂にお湯をいっぱい張って入ったことがない。あまりの寒さで溜めるそばから温度が下がってしまう。満杯になるころにはぬるくなっているし、待ちきれなくて半分もいかないうちに入ってしまう。一度でいいからたっぷりで熱々のお湯に浸かりたい。今日がそのチャンス!

温度設定はいつもは45度。あつすぎると思うでしょうが、タイルの冷たさと気温の低さでお湯が溜まる頃には冷めている。今日は温度設定49度、お湯を出し始めてからゴミ捨て場にダンボールを出しに行ったり気を紛らせながら待機。ごみ捨てから戻ったらお湯がたっぷり溜まっていた。手を入れると熱いくらいだけれどすぐに冷めるからと思って入ることにした。アチチアチチ、流石に熱いけれど入れないほどではない。なによりもこのお風呂でこんなに温まったのは初めてだから感激した。

最近は浮世離れの生活だから、なんでも感心感激する。今朝の日の出の景色は素晴らしかった。落葉樹の林はすっかり木の葉が落ちて、淡いピンク色の雲と青空を背景に裸の木々がシルエットで浮かび上がっていた。晴天ではないからすべての色調が柔らかい。毎朝無事で景色を眺める幸せ、コロナ感染拡大の非常時に穏やかでいられることがどれほどありがたいことか。とりたてて贅沢をしない、一流のレストランにも行かない、ブランド品を買うでもなく海外旅行もご無沙汰、それでも普通でいることのしあわせ。雪の予報を裏切って、すっかり晴れ渡ってきた。

少女時代には私はずっと雲を眺めている子供だった。蜘蛛が巣を張るのをずっと見ている子供だった。今またその時代に戻ったような気がする。





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