去年の今頃からコロナ感染が始まって(本当はもっと前からかもしれない) 以来英語のレッスンを受けられる場所が少なくなった。主に公共施設の小部屋を使っていたのが、貸し出し制限が始まって使えなくなった。それで様々なところを転々としながらレッスンを受けていた。その一番の砦が川崎駅近くのジョナサン。車が置けて駐車料金が無料、あまり混んでいない、長時間いても白い目で見られないなど、好条件だった。ところが今日行ったら1月15日で閉店の知らせが。あわわ、どうしよう。
川崎駅近辺はたくさんのファミリーレストランがあるから一つくらいなくなってもこちらに差し障りはないけれど、ここで働いている人たちはどこに行くのだろうか。考えると胸が詰まる。シングルマザーや学生でアルバイトをしている人たちは、ますます仕事場が少なくなって生活は逼迫するだろう。最近は若い女性の自殺が多いと聞く。男性に比べて仕事が極端に制限されるのは日本の悪しき習慣。まず女性から切っていく。子供を抱えて時間に余裕がないからと言って、その助けもしないで雇用者側の都合で捨てられる。日本のように男社会は、本来男性は女性を守らなければならないという前提で社会が動き、制度はそれに合わせて決まったはず。なのに、女性が安心して子育てができる制度も保証もない社会。
男女が一つの仕事を取り合うなら、大抵は男性が優位に立つ。なぜなら女性は能力が劣っていて子育てが仕事に影響するという考えが普通だから。しかし、世の中見てご覧なさい、あの無能な例の「おじさん」たちを。自分たちは無能でも女性を使おうともしない。今女性の能力を蔑視する人は中年の男性たちだけで、若い世代はそんなことはない・・・と、思いたいけれど、親が古い世代だから彼らに育てられた男性は自分が女性たちより優れていると思っている。
若い女性の生徒と食事に行ったとき、彼女が私にせっせとお酌をするから、やめてもらった。いつもそんなふうにお酌をするの?と訊いたら「そうなんです。会社の宴会で御酌しないと周りから気が利かないっていわれるんです」びっくり仰天。これ、現代のはなし?女性は男性にはべってまるでクラブのママみたいに振る舞わないといけないの?がっかりした。それが仕事なら仕方がないけれど、宴会のたびにコンパニオンとして使われる女性社員。そんなのあり?どこの会社もそうなの?と訊くと「どこもほとんど同じだと思います」ふんぎゃあ!
以前とても親しくしていた若い女性がいた。末っ子の私は、若い人が年下の兄弟のように思える。ところが彼女は食事時男性がいると必ずお酒をついでまわる。びっくりした。彼女はお父さんに子供の頃からクラブなどに連れて行かれたという。そこで女性たちが男性にはべっているのを見ていたから、そうするのが当然と思っていた。けれど、普通の家庭で育ったお嬢さんたちは決してそんなことはしない。それがすごく嫌で彼女に対する好意が急激にしぼんでしまった。彼女には悪いとは思ったけれど、やはり気になって仕方がない。それが1,2杯とか隣のグラスが空っぽのときに気がついてなら許容範囲だけれど、絶え間なく気を配ってついで回るのが普通だとなると、すごく不快に思える。
話がそれてしまったけれど、今月の15日以後、また失業する人がいるかと思うと気持ちが重くなる。私のようにずっとフリーで仕事をしてきた者にとって、仕事のないことがどれだけ辛いことかよくわかる。私は去年一年間細々とやってきたけれど、今はもう殆ど引退の身だから影響は少ない。けれど、これから生活の基盤を築いていく若者にとって大問題。世界中がこんな状態だからどうにも仕様はないけれど、とにかく悪いことがいつまでも続くわけじゃないと思って、頑張ってほしい。
コロナが終焉しなければ経済が良くなるわけないじゃない。経済のために中途半端にコロナ対策を放り出した「おじさん」たちの罪は重い。どうして当たり前のことがわからないのか、私にはわからん!
ハリー・ポッターはいよいよ最終巻の山場に差し掛かった。ハリーとヴォルデモートの壮絶な戦いの幕が切って落とされた。しかし、コロナのせいで私達の楽しい講読は一時中止にすることになった。来月の末までお休み、果たしてその後再開できるのかしら。
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