2016年7月19日火曜日

妨害

自動車保険の見直しをして、保険会社を変えた。
新しい契約をしたのは土曜日の午後。
今まで加入していたJA共済に解約の電話を新しい保険会社から入れてもらったけれど、営業時間外だから電話の申し入れだけで終った。
正規の書類上の手続きは、連休明けにJA共済の方に行って解約手続きをして下さいと言われた。

今朝JA共済の方から電話があって、解約手続きに来るようにとのこと。
こちらが解約するのにも拘わらず、私が店に出向くと言うと、恐ろしく鄭重に御礼を言う。
それって・・・変じゃない?
本当なら、どうして解約するのか、その理由を聞かなければいけないのに。

たぶん手ぐすね引いて待ち構えていたのだと思う。
普段、店の奥で職員達を見渡せる位置にいる、お局様。
今日は表に出てきた。
いつもの暗い顔をした共済の担当者ではなく、満面の作り笑いの女性。
キャンセルされるというのに、大歓迎している風だったけれど、これは手強そうだ。
つい先日自動車保険の更新に来た時に、私は職員の態度にクレームをつけた上、保険のために雀の涙ほどの貯金をしてあった口座まで、廃止してしまった。
その上又、今回の自動車保険の乗り換え。
それをなんとか食い止めようと、お局様自ら乗り出してきたらしい。

いつもの担当者を横に侍らせて言うには、土曜日に解約の電話をもらったけれど、JAとしては営業時間外だったから正規には受付たことにはなっていない。
今日受付けるけれど、解約日と新しい保険の契約日は同じ日でないと、今まで長年かけて割引率を上げてきたのがすべてフイになると言うのだった。
今まで、私の割引率の等級は20、これは最高のランクになっている。
それを新しい保険会社の方に移行するには、解約と契約日が同じ日でないと移行できないと、顔中口にして笑いながら言うのが不気味だった。
移行出来なければ、私は又1番下のランクから始めなければいけない。
当然掛け金は今かけているものの数倍になる。

もう新しい保険会社は契約が終っていて、ランク付けはそれぞれちがうけれど、殆ど同じ料金で付加価値のある契約をしている。
しかも解約のことは新しい保険の契約日に、保険会社からJAに電話で申し入れてある。
だから、同じ日でなければと言うのはJAさんには殆ど関係ないわけで、なんでそんな事を言うのか不思議だった。
だんだん向こうの声が大きくなる。
要するに、脅されているのかな。
今までの割引率がなくなるから乗り換えるなとでも?
おとなしい人ならそこでオタオタすると思うけれど、苔むした古狸の私には通用しませんよ。
その場で保険会社に電話して、担当者を呼び出してもらった。

事情を話すと「いや、1週間内の猶予があります」と言う。
そして「引き受ける側が良いと言っているのだから大丈夫です」ときっぱり!
そのまま相手に伝えると、やっと払い戻しの手続きをしてもらえた。

ほんとうに引き受ける側が良ければ良いのであって、やめられる側が余計なことを言うことはない。
そこで弱気に、それでは乗り換えるのはやめますとでも言うと思ったのかしら。
見るからに獰猛な顔をしているこの私に向かって、よく言えたこと。

というわけで、保険の乗り換えは無事完了。
考えたら私は今まで、自動車保険は一度も使わなかった。
毎年数万円を何十年もかけていたけれど、安心料にしては高すぎる。
かといって、なにか起こったらと思えば心配だし、保険の仕組みを考えた人はえらい!
人の弱みをお金に変える錬金術師。

手続きが終ると又、満面の作り笑いとバカ丁寧なご挨拶。
そういうことは不要なのだ。
私は客だからと言っていばっているわけではない。
お愛想はいらないから、その分迅速に仕事をしてもらいたいだけなのだ。
大事なお金を、井戸端会議をしてヘラヘラ笑っているような所に預けたくないだけの話し。
ほんと、分かっているのかなあ。
























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