今日はコンサートを聴きに行くので、さて何を着ていくか・・・
クローゼットにぎっしりと服はあるけれど、なに一つとしてまともなものがない。
数年間着ていないものばかり。
いつもはTシャツ、チノパン。
しかも同じものを毎回着回しているから、クローゼットの中にあるものはゴミと同じなのに、捨てられない。
それならなぜ着ないかというと、あまりにも変わったデザインで、ほかのどれとコーディネートしたらいいかわからない。
さっきテレビを見ていたら着まわし術のこつなどをやっていた。
ごく普通のデザインや色合いなら、私にだって着回しはできる。
しかし、いつでも変わったデザインや色に惹かれて買ってしまうので、ほかの服と合わせるとなると絶望的なものばかり。
たとえば、奄美大島へ行ったときに血迷って買ってしまった、大島紬の高価なスカート。
素敵なんだけど、それに組み合わせるとなると、普通の綿シャツやブラウスだと力負けして全く合わない。
やはり同等のシルクのブラウスが必要になるけれど、普段の生活ではそんな高価なものは買う気もない。
それでいつも穿かない。
儚いなあ。
衝動買いしたパールピンクのレザーのコート。
あまりにも色がきれいなので、後先見ずに買い込んだけれどあまりにも浮き上がった感じで、結局一回も袖を通さず猫の爪の餌食となって、ずたずた。
物が素敵なだけに少しの傷もおそろしく目立つ。
いつも着ている毛玉だらけのセーターなんかとは違う。
泣く泣く捨てた。
まあ、よくもこんなに変な物ばかりそろえたと思うくらい、変わったものが入っていて、さて整理するかと思って戸を開けても、考えがまとまらずまた閉めてしまう。
それから靴も私はムカデかと言うくらい、持っている。
どれもこれも変な靴ばかり。
よそのお宅の玄関で脱げなくて転んだブーツとか・・・
今までの無駄遣いをいたく反省して、これからは経済に目覚めようと思う。
郵便局(今はゆうちょ銀行?)に行って古いハガキをレターパックに取り換えてもらってきた。
年末に急に身内の不幸があって、用意してあった大量の年賀ハガキが宙に浮いたとき、友人たちに使ってもらおうと思った。
しかし、皆さんすでに用意をしてしまった人たちも多く、なかなかさばけない。
それでふと思い出したのは、出していない年賀はがきは普通のハガキや切手に取り換えてもらえること。
その時は、窓口の人が何枚かのレターパックとハガキに替えてくれた。
今日レターパックを用意する必要があったので、抽斗にしまい込んである古いハガキを持っていけば良いのではと思った。
抽斗を探すと、出てくるは出てくるは。
結局3000円以上のハガキが集まって、レターパック7枚と切手を少しもらえた。
私の無駄遣いは贅沢とか浪費癖とかではなく、単に頭が弱いから。
日常的な無駄なことの積み重ねが、貧乏の秘訣。
むだに物が多くて整理整頓ができない。
それで物を探すとたいてい見つからない。
面倒だから、又買ってしまう、これの積み重ね。
ハガキだって年間使うのは数枚。
1枚だけ必要な時にも、10枚まとめ買い。
いつか使う時にないと困るからなんて、チラッと思うので。
最近は絵葉書を使うことの方が多いから、普通のハガキはほとんど必要ない。
大富豪ならいざしらず、貧乏音楽家が無駄遣いできる立場ではない。
知人に頭脳明晰な人がいて、ポイントや特典などを上手に利用している。
緻密すぎて話を聞いても私にはよく理解できないけれど、こうやって地道に生活できる人は本当に地に足がついているのだと思う。
私の足は普段から地上3センチくらいを浮遊しているようだ。
結局頭の良し悪しが物を言う。
中村うさぎさんの壮絶な無駄遣いには遥かに及ばないけれど、私のみみっちい無駄遣いは治らない。
今日はいたく反省したので、これからは自戒の宣言!
これでおカネがたまったら、みんなでパーッと飲める。
期待薄だけどね。
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