2019年11月29日金曜日

物忘れ鍵忘れ

某サイトでこんな記事。
https://tamatora.36nyan.com/?p=15088

これはまさに私の要求にピッタリ、でも待てよ!
果たして自分がこれを活用できるのだろうか?
甚だ心許ない。

ここは「たま」がつくので親しみを覚えるサイト。
なかなか有用な内容なのだけれど、読者が猫(私)である場合、この内容を理解できるのかどうか。
この物忘れ防止装置を検索したら、すぐにアマゾンのタイムセールで安くなったので注文した。
次はこの器具につける物忘れ防止用グッズを買うことになりそう。

ホームセンターで可愛いキャラクターのグッズを見つけた。
マグネットなので冷蔵庫などに貼り付けてキャラクターのしっぽを曲げると、そこに鍵をかけられるというもの。
クマのプーさんやドナルドダック、最近のゲームのキャラクターなど可愛いからつい買ってしまった。
テーブルの上に小さいビニール袋が置いてあったので何かと思って開けてみると、そのキャラクターたちが出てきた。
買ったことすら忘れていた。

物忘れと言って世の中が騒ぐほど大したことはないのだ。
忘れることは時として救いでもある。
時間を忘れるほど楽しいこととか、われを忘れるほど夢中になれるとかは幸せなこと。
辛さや苦しみも時を経て忘れることができる。
それがなければずっと苦しみ続けることになる。
時間は心の万能薬。

私は幼少期から天才的に物忘れの達人だった。
物を取りに行って、なにを取りに来たのか忘れるとボケの始まりなんて言うけれど、そんなことは子供の時からだった。
小学校へ行ってランドセルを開けると中は空っぽ。
宿題は出たことすら覚えていない。
教室に貼ってあった物忘れの個人別グラフのダントツはこの私。
先生も呆れ果てて叱られることもない。
中学校では忘れないように、すべての教科書は学校に置いて帰った。
当然予習復習なんていうこともしない。
高校でも同じ。

人の顔はよほどのことがないと、一度会ったくらいでは覚えられない。
それなのに、近所の猫の顔はすぐに分かる。
興味のないものは、目で見ていても脳みそを素通りしてしまうらしい。
だからみなさんも大丈夫ですよ。
私ほど記憶力が頼りない人でも、こうして元気でいられるのだから。
むしろ、記憶しないから元気でいられるのかもしれない。
うらみや嫌悪感をずっと持ち続けたら病んでしまうでしょう。
おおいに忘れよう・・・なんて、今日も又鍵を探して青くなっている猫が一匹。

しかし気に入らないのは「たま」サイトの最初のこの言葉。

鍵や携帯電話などさっきまで使っていたものを探し回るのは性格的なもの。25歳過ぎてもこの状態の人は、もう何やっても改善されません。それが立派な大人としての完成形なんです。 

もう手遅れなんだ。
それなら堂々と手遅れ人生を歩もうではないか。
































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