2019年11月10日日曜日

胃カメラは不味い

健康診断の延長で、久しぶりに胃の内視鏡検査を受けることにした。
最近は、やいのやいのと検診のお知らせが届く。
ほとんど無視していたけれど、体重計の健康年齢が急激に変化したので、少し心配になった。
健康年齢はずっと、実年齢より10~12歳若かったのが急に9歳にまで落ち込んだ。
もっとも、この半年ほどは運動しない、睡眠はめちゃくちゃ、食べ物は行きあたりばったりと生活習慣は最悪だった。

この先一人で、人手を借りず自立するには病気になってはいけない。
健康を心がけるような殊勝な性格ではないけれど、まず食生活の改善、適度の運動、心の平和が必要。
それには自分の今の状態がどうなのか知ることが必要、ということで検診を受けることにした。
本当はこの先も健康診断は受けず、病気になったその時が人生のお終いだと思えばいいと考えていた。
以前、血液検査で肺がんのリスクありと言われたから、それだけはごめんだと思うのと、少し血圧高めかな?と思うことがあって調べてもらうことにした。
食生活を変える必要があるかもしれない。

検査の予約は朝9時。
せっかちだから8時には病院の待合室に座っていた。
おかげで一番最初に検査を受けられたけれど、気分は最悪。
まず、大好きな朝ごはんが食べられなかったことで超不機嫌。
そのうえ、検査に対する恐怖で(実は小心者なので)珍しく無口になる。
受付が始まって、私を付添の人と間違えた受付嬢。
私はいつもたいへん若造りで、その日も派手なTシャツの上に明るい青のダウンベスト、キャップとマスク着用と、顔が見えないから一見若者風。
「受けられる方はお連れになっていますか?」
「は?誰?」不機嫌に訊くと、ぱっと人の顔を見て「あ、良いんです」
最初から顔を見なさい、あなた!

胃の内視鏡検査は10年ほど前から2回受けたことがある。
最初の担当医師はものすごく下手くそで、食道の両側にゴツンゴツンとカメラが当たって、次の日まで痛かった。
もう懲り懲りと思ったら、次の医師は天才的に上手かった。
あれ、もうお終い?と思うほど違和感なく、終わったときに思わず拍手をした。
「先生お上手」「いやいや慣れているだけで」と。
今回は余計な心配しないで済むように、麻酔をしてもらうことにした。

麻酔の部屋に通されて、最初に胃の働きを止める嫌な味の水薬を飲まされた。
しばらくすると、喉に変な液体を吹き付けられ、そのあと恐ろしく不味い液体を2杯飲まされた。
「まずーい、もう少し美味しく出来ないのかしらね」
看護師は全く無視。
忙しくてこんな馬鹿な会話に取り合っている暇はなさそう。
それにしても看護師はすごい、複数の患者に間違えずに時間通り薬を与えていく。
私が看護師だったら、あっという間に数人毒殺しかねない。

呼ばれて施術室に入ると、次は麻酔の注射。
以前この検査を受けたときには喉の麻酔だけだった。
検査の予約のときに麻酔希望しますかと訊かれたので、ついお願いしますと言ってしまったけれど、やめればよかった。
でも、もう遅い。
チクリとしますよと言われてチクリと感じたら、もう何も覚えていない。
終わりましたと起こされたら、口の周りに液体が。
わあ、恥ずかしい唾液?
前にも言ったけど、私だって恥じる気持ちはあるのよ。
医師はこの顔を見ていれば、どんなきれいな女性でも幻滅するだろうなと思った。
きれいでなくてよかった。
論点が違うけど。

結果は来月のお楽しみ。

今回血圧は備え付けの血圧計で自分で測った。
なんと初めて見る高数値。
薬飲めっていわれるかも。
人は老いれば血圧も高くなる、血流も悪くなる。
脳みそにシミもできる。
結果運動機能が衰えても、それがあるがまま。
薬で数値だけ下げて良いことなんてあるのだろうか。
血圧が高くないと体の隅々に血が巡らないのでは?
と、素人は考える。

さて、次は歯の検診。
なにが嫌って歯医者さんの椅子に座るのは、拷問に等しい。
幸い私は歯が丈夫。
予約を保留している。















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