2019年11月24日日曜日

困ったひとたち

私の仲間たちはアンサンブルの名手たち。
今日青葉台教会で一緒に弾いた人の殆どがその仲間たち。
ヴィオラのFUMIKOさん、チェロの舘野さん、ピアノの太田さんは数十年来の古い付き合いで、いつも真剣ながら楽しく演奏ができる。
だれがどんなことをしてもいつの間にか寄り添ってうまく進行している。
いくらベテラン揃いでも中にひとり困った人が居ると、アンサンブルができない。

最近のあるコンサートでの話。
ひとりだけ不慣れな人がいて、3回の練習のうち2回までは我慢してなんとかうまくいくように熱心に練習したけれど、3回目でついに私が切れた。

音はきれいなんだけど・・・数が数えられない。
経歴は立派、でもほんとかどうかわからない。
経歴に騙されて一緒に弾いたらとんでもない人だった。
3回も練習があるのだから、1回めは我慢した。
次回はちゃんと練習してくるだろう。
2回め、注意されると全くあさっての返事が返ってくる。
このへんでおかしいぞと思い始める。
それでも彼が主催者だからと思って我慢。
主催者を引きずり下ろすわけにはいかない。

3回目、ちゃんと練習してください!
私が鬼になった。
メトロノームを譜面台に置いて、このテンポで弾いてください。
相手をプロだと思っていたから信用した私が馬鹿だった。
出来の悪い生徒だと思って、もっと早くに鬼になればよかった。

できの良い私の元生徒も練習に加わっていたけれど、震え上がっていた。
生徒はちゃんと弾いているのに、プロがこのざまとはなんなの。
いやしくもお金を取るコンサートを開くと決めたらミスは許されないのは当たり前。
それをヘラヘラと世渡りしてきたらしいその人は、言い訳ばかり。
言い訳する時間があったら、徹夜で練習しろっての。

と、カリカリしていたら、携帯をどこかに置き忘れ、帰宅して背負っていた楽器を肩からおろしたら、ケースの取っ手が壊れていた。
背負っていてよかった。
取っ手を握っているときに壊れたら、楽器は地面に落ちたかもしれない。
それでも楽天的な私は次があるさと気を取り直す。

明日は小田原に出かける。
卒寿を迎えるオーケストラの元団員のお祝い。
卒寿の色は紫色だそうで、きれいな赤紫のセーターをお祝いに差し上げるために用意した。
喜んでくれるといいいけど。

ただ一つ心配なのは、幹事さんのこと。
最近しばしば電話があって「俺言ったよね、24日のこと」
「ききましたよ、JR駅改札口集合ね」
「誰に連絡したか忘れちゃってね」
数日たって又電話。
「小田原のこと言ったよね」
「はい、聞いています。JR駅改札口集合、24日ね」

もう3回目。
この人のほうが卒寿の人よりもずっと心配だわ。
今携帯が手元にないので、この幹事さんは私に連絡がつかないといって、パニックにならないだろうか。

先日は12月のコンサートのリハーサル。
練習場に行くのに渋谷で待ち合わせをした。
渋谷警察署前集合。
さて、出かけようとしたその時、鍵が見当たらない。
楽器と持ちものもすべて準備して、隣のレッスン室においてある。
そのレッスン室に入る鍵がない。

いつも鍵のことであたふたするから、こういうときには必ず身につけてある・・はず。
両サイドのポケットを探してもない。
冷や汗が出てきた。
急激に気温が下がってきたから、皆を寒空の下で待たせてはいけない。
冷蔵庫の中までで探した。
そんなところにあるわけはない。
いや、私に限ってこれがあるのよ、いつだったか洗濯機の中にあったことも。

連絡しようにも携帯も隣の部屋に。
キャインキャイン!
腰に手を当てて思案したら、なにかお尻のポケットに硬いものがある。
あった~!
というわけで、いつも少し余裕をもって行動するおかげで約束に間に合った。
騒動は日常茶飯事だけど、なんでうしろのポケットに入れたのかは意味不明。
普通に前ポケットに入れればいいものを。

本当に年をとった。
私だけでなく皆もね。
私の場合は年のせいというより、生まれつきでもあるけれど。







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