2020年3月9日月曜日

古典音楽協会定期演奏会中止のお知らせ

今月25日に予定されていました古典音楽協会第160回定期演奏会は、残念ながら中止となりました。
毎回のように聞いてくださっている皆様に深くお詫び申し上げます。
文化会館の意向が決まるのが16日というので、それまで皆様にお知らせするのをためらっていました。
しかし現在の事情が良くなる見込みが少なく、やむなく中止ということになってしまいました。

すでにチケットをご購入の方

もし、キャンセル返金できるようなら御手数ですが、手続きをお願いします。
あるいは、次回も聴いてくださるお気持ちがあれば、そのチケットをそのままお使いいただけるかどうか確かめますのでしばらくお待ち下さい。

先週の水曜日、東京文化会館のリハーサル室に集まって練習したばかり。
今週の水曜日には2回めの練習がおこなわれるはずだった。
1回目の練習のときには実行に向けて前向きだったけれど、コロナ肺炎の事情は改善するどころか日に日に悪化の様子、苦渋の決断となった。
古典は来年70周年を迎え、メンバーは同じように年を重ね、残りのコンサートを毎回大切にしてきた。
聴手のお客様たちも、同じように毎回楽しみに来てくださったのに・・・・

さて、どうしよう。
気が抜けて呆然としているところです。
旅行もままならず、ジムやエステもこわい。
水泳はまあ大丈夫かもしれないと言われるけれど。

私が卒業してプロの世界に入った頃、大変お世話になったオーケストラのコンサートマスター鳩山寛さん(通称ハトカンさん)
ある年にも同じようなことがあって落ち込んで愚痴をこぼしたら「そんなときはね君、ヴァイオリンの練習をするもんだよ」
なるほど、一番大切なことを忘れていた。
今がその時。

一昨年から私は、体も精神も不健康な日々を送っていた。
今年に入ってから徐々に回復の兆しが訪れて、心機一転のチャンスかもしれないと思えるようになった。
この際、故障続きだった足の治療にかかろうかと思う。
足の痛みは原因不明。
レントゲンにはきれいな骨が写っていて、痛み止めを処方されるだけ。
でも、痺れや痛みや、あるときには立ち上がれないほどの筋肉の衰えなど、様々な症状が日替わりで襲ってきた。
我が家の階段の第一歩が踏み出せないほどで、筋委縮症を疑ったりもした。
膝関節を手術する方法もあるらしい。

筋肉はその後荒療治で毎回へたり込むほど歩いたら、徐々につきはじめた。
1月にコロナに怯えながらフランスに行った。
ヨーロッパで一番高いゲレンデのトロワバレーでスキーを楽しんだ。
それが回復の第一歩。
それからは山あり 谷ありながら気持ちがどんどん前向きになっている。
足首は日によって違うけれど、かなり改善してきた。
以前のネアカのnekotamaさん復活できるかな。

テレビでヒマラヤの高地に住む民族のドキュメントを放送していたけれど、息をのむような美しい山と空、湖、荒涼とした大地、厳しい自然、ああ、こんなところに行ってみたいと心底思った。
ユーラシア大陸をラクダとジープで旅する企画は、まだやっているのかなあ。

遊びに行くと、猫は寂しがりヴァイオリンは不貞腐れる。
キャットシッターさせられる姉は怒る。
浮世の柵はいつでもついてまわる。



















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