退屈を託っていたら、大きな雪がひらひら舞ってきた。
さっき買い物に行ったときは、大粒の雨だった。
買い物は卵。
2日前から切らしていて、今日はもう買わないといけない。
でも、雨が降っていてめんどくさい。
でも、明日の朝食に食べる分がない。
渋々腰を上げた。
好きなのはオムレツだけれど、上手くできないとスクランブルエッグに変身。
毎日のように作るのに、どうしてこんなに出来栄えが違うのか。
卵を買って、冷たい雨の中を歩く。
この季節雨は大歓迎。
花粉症だから。
帰宅して友人とショートメールをやり取りしていて、ふと外を見ると、雨粒が白い雪に変わっていた。
嬉しくなって窓を開け外を眺めた。
猫に見せてあげようと押し入れから引っ張り出してカーテンを引く。
実に迷惑そうな顔でフンと言わんばかり。
見たくもないのに、しかも寒いし~なんて思っているのはわかる。
猫にしてみれば、白いからどうなのよ?と。
天から水で落ちてくるのと、白い氷で落ちてくるのではまるで違う。
雪は嬉しい。
せっかく喜んだのも束の間、すぐに雪はやんでしまった。
もし積もったら車にスキーを積んで、近所の丘にある動物公園の登り口のスロープで滑りたかった。
今年は足の故障で思うように滑れなかったし。
数年前結構な積雪があって、家の前の雪かきをしていた。
すると近所のお兄さんが細いノルディック用のスキーを担いで、ニコニコして歩いてくるのが見えた。
あら、どこで滑るの?と訊くと、そのへんで歩いてくるとか。
近所の公園で歩くのかな。
私は運動音痴だから、スキーを滑るのが好きというよりは、雪が好きなのだと思う。
シンシンと降り積もる様や、早朝、朝日を浴びてキラキラと光る美しさを。
おかしいのは、夏にスキー場に行くと迷子になりそう。
どこもかしこも真っ白だから冬のほうがわからなくなりそうなものなのに、ある年の夏にホタルを見に志賀高原に行った時、定宿にしていたホテルのすぐそばなのに全く様変わりして迷いそうだった。
足の痛みは、まだ数日しか薬を飲んでいないのに、なんだか効いているような気がする。
末梢神経に作用するという薬なので即効性はないと思うのに、3日目にしてしびれがなくなった。
これは暗示的な要素もあるかもしれない。
小麦粉でも薬と言って飲ませると、ときには効能があるという。
軟骨成分に効くとか、骨密度を高くするものでは無いらしい。
いったい私の足は、なんでこんなに弱くなってしまったのだろうか。
どれほど血管年齢が若くても、痛いのではしょうがない。
今年の課題は、足を丈夫にすること。
足こそ高齢者の命なのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿