2020年5月10日日曜日

肥ったワケ

体重が増加したのはどうしてかと原因を考えた。
それほど食べる量が増えたわけではない。
運動量も減ってはいるものの、こんなに急に肥るのはほかに浮腫みとか腎機能の低下とか考えられないだろうか。
昨日軽い蕁麻疹が出たのは、なにか悪いものを食べたからだろうか。
とにかく体重を減らすのが、足首のためにも良いのはわかっている。
他に痛む原因があったとしても、体重を減らせば多少の効果はあるはず。

最近とても簡単で美味しくできる料理のレシピ本を買った。
私は忙しい生活をしていたから料理は手早く作らないと寝る時間がとれなかった。
それで、レシピなど見ている暇はないから、手抜きや下準備であっという間にできる方法をいつも考えていた。
例えば同じ素材を2つの料理に使うときには、事前に2種類の切り方をしておく。
こちらを作ってさてあちらにというのは2度手間。
できれば仕事に出る前に準備して、帰宅したらすぐにできるようにする。
電子レンジも大いに活用した。
それと同じようなのにもっと手抜き(失礼)でできる料理がずらりと並んでいるこの本を見つけたときには、してやったりと思った。
敵はプロの料理研究家。
さすがに出来栄えが良く、調味料も少なくて経済的、見た目も良い。

テレビの料理の時間は良く見ていたけれど、最高の料亭の手間のかかる素晴らしい料理を見ても、同じようにはできない。
ある料理人Dさんは厳しい修行を積んできた人らしく、他人にも厳しい。
両脇に女性のアシスタントが二人いた。
すると片方のアシスタントが気に触ったらしく、全く無視した態度。
無視された方は、気の毒に半べそかいて、いたたまれない感じだった。
なにも公共の放送でそんなことしなくてもいいのにと思ったけれど、放送局としては偉い先生の気に障るといけないから注意をしなかったのかもしれない。
あんな人の作る料理はいくら芸術的でも、冷たい味がするのだろうなと、その時思った。

最近買ったその手抜きレシピ本は実に豪快。
ちょっとくらい失敗しても気にしないと。
家庭料理なんてそんなもの。
専業主婦なら手間をかけられるかもしれないけれど、共働きの子育て中の女性には本当に役にたつと思う。

昔、若い男性が昼メシ食べさせてくださいと電話してきたことがあった。
あいよ!あそこからここまで30分、それだけあれば。
出来上がったのは焼き魚、味噌汁、ひじきの煮つけ、きんぴらごぼう、香の物などずらりと8品、彼はこれ今作ったんですか?と驚いている。
まあね、ふふん。
でもあの時この本があったなら、もっと出来たかもしれない。
今はすることなすことスローなオオナマケモノに近いので、無理だけれど。

料理は頭脳プレー、頭の中で組み立てて冷たいものから順に食べられるようにする。
家庭でレストランと同じに出来なくてもいいけれど、今の世の中でさえ女性にそういうものを求める男性がいるようだ。
ネットの掲示板など読んでいると、とんでもない勘違い男ー多分少し知能が低いか育ちが悪いーが自分の奥さんの料理にケチをつける。
あなた何様?作ってもらえるだけ幸せなのに、自分でも出来ないことを共働きの奥さんに要求するわけ?
ある書き込みで、自分の彼女が冷蔵庫にあるもので作った食パンにカレーと溶けるチーズを載せてトーストしたものを出されて激怒したという。
びっくりね、こういう男は。
食べて美味しくなかったわけ?それとも食べずに怒ったの?
これ私の好物というか、私はいろいろなものをパンに載せて溶けるチーズと一緒に焼くのは、いつものこと。
カレーもだけど、ホワイトシチューはもっと好き。

のせるものはなんでも。
りんごの煮たものや野菜炒め、時には食べきれなかった焼きそばなんかも。
キムチやひじきの煮物、切り干し大根も美味しいの知ってますか?
要はおかずになるものはなんでも載せられる。
こうして冷蔵庫は空っぽになり、私はどんどん太っていく。
これが悩みのもと。

今朝散歩の途中でハッと気がついた。
レシピ本の分量は全部2人前。
それを作っては全部平らげていた事に。
ああ、これが原因!
この本は売れまくっていて、注文してから1ヶ月待たされて届いた。
届いたのが2週間ほど前。
肥満の原因はその頃からの蓄積なのだ。
説明をいい加減に読むからいけないのだ。
多少知能に難ありだからね。



























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