2020年10月24日土曜日

嬉しい訪問客

以前の生徒たちが全くヴァイオリンをやめてしまってもなお、私に会いに来てくれるのが嬉しい。夏の合宿と称して9月はじめにも数人が、昨日は大学に勤務している一人暮らしの女性が訪ねてきてくれた。近所のイタリアンレストランでランチを食べて、近況の報告を受けて、しっかりと生きていることが確認できた。女性が生きていくのが難しい日本の社会で、独り立ちして慎ましくも穏やかに生活しているようだった。

男性の元生徒からはお話がしたいですと連絡がきた。コロナが下火になったらねと言っておいたけれど、いったいいつ頃になることやら。それに私はいつからヴァイオリン教師ではなく、カウンセラーになったのか。大人の生徒は面白い。皆社会人として立派に活動している。建築士の元生徒はどうしているだろうか。彼女はあまりにも仕事が忙しく中々レッスンに来られない。夕方近く、たまにはおいでと言おうと思って電話したら、まだ昼寝の延長、ガラガラ声ですみません寝てましたと。それ以来、彼女に電話しないようにした。現場でヘルメットをかぶって男性に混じって働いていると言うからなんて格好いいと感心していた。彼女は15年以上に亘り月謝を払い続けて、私の生活を支えてくれたのにレッスンの回数はほんの僅か。気がとがめて仕方がない。その後会ったときに自分の事務所を持ったと言うからすごい!

私が最近足腰が弱り髪の毛も白くなったので、自分たちが保護しないといけないと思う人達が増えた。先日私とほぼ同年代の人たちのコンサートを聽きに行ったら、ステージのひな壇を降りる足元がおぼつかない。共演者と手を差し伸べあいながらゆっくりと降りているのを見て、自分もはたから見るとああなんだろうなと思う。北軽井沢に来週友人たちが来てくれる。何もしないでいいよと彼らは言う。客人になにもするなと言われてもそういうわけにはいかない。でも、あれもこれも作っていくからと言うので、家主をやめて客になろうと思う。

以前から自宅の駐車場に喫茶店を作ったらいいじゃない?と言われてきた。そう、私は話し好きだし沢山友人がいるから、もしかしたら天職かもしれない。ただ一つ重大な欠点がある。嫌いな人はすぐに顔に感情が出てしまう。目の前は桜並木、人通りも多い。なにより駅から7.8分なので、自宅と駅が少し遠い人には中間点の休憩所になる。私の姉も駅まで買い物に行くと帰りがけに、うちの駐車場においてある椅子に腰掛けて足休めをしていく。野良猫も集まって天然の猫カフェにもなる。

ここ数日の足の悩みの原因はたぶん食べすぎ。

体重があるレベルを超えるとたちまち痛みに襲われる。だからダイエットしないといけないのに今は運動不足がたたって、体重が減りにくい。更に代謝も落ちているから同じだけ食べると以前よりも太ることになる。食べる量を減らすのは悲しい。

古典音楽協会の仲間から、なにかの手続きに必要なので数年前の定期演奏会のチラシが欲しいけどある?と言ってきた。私は過去の資料はほとんど捨ててしまう。だから持っていないので他のメンバーに電話やメールで問い合わせてみた。今年の3月、9月、来年の3月のコンサートが中止になって、最近会っていないので懐かしい。嬉しそうに元気な声が聞こえてきて、皆大丈夫なことが確認された。皆に会えて一緒に演奏できるのはいつのことか。






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