昨日は友人があまりにも上手い演奏をしたから 興奮してすっかり疲れ果て、久しぶりに人混みに出て足は痛いしお腹は減るし、午後10時に寝たのに目が覚めたのは午後12時を回っていた。なんだ2時間じゃないというなかれ、次の日の12時までなので。なんと14時間後。そろそろ永遠の眠りにつくらしい。こんなに眠れるのは確かに異常だから。
しかし、同い年でかたや諳譜で長いシューベルトの曲を弾いてのけ、かたや足を引きずって歩いたあとで寝込む、この違いは体力の違いか気力の違いか。彼女は今頃、もう次の曲の準備に取り掛かっているかもしれない。私はあまりに寝たのでぼんやりして頭がくらくらする。
今日もまた暑い!いい加減に秋らしくなってほしいのにムシムシして相変わらずやる気が起きない。それでも次の合わせ物はプロコフィエフの二重奏曲のソナタ。ようやく終楽章まで一応譜読みが済んだ。済んだと言うことは弾けるようになったことを言うわけではなくて、どんな音を使っていてどんな指使いをするかというくらいまでは見たというだけ。何回弾いても難解で困った。数日後、もうひとりのヴァイオリン、Hさんが来てくれることになっている。
彼女もバリバリの現役!もう退役軍人である私はタジタジなのだ。なんで皆少しも年を取らないのだろう。どうして一向にやめようと思わないのだろうか。私は一日練習するとつかれて次の日は寝てばかり。それなのに皆背筋を伸ばし、足を痛くすることもなくさっさと歩いて来る。自己管理と毎日の練習のたまもの。すごい人たちだなあ。
そんなわけであまりにも弾けないと失礼だし、相手にしてもらえなくなるといけないからやっとこさ楽譜が通しで弾けるようにしないといけない。少し練習してふと自分の左手を見ると、あら?左手の指がまっすぐとはいいがたいけれど、少し曲がり加減が減っているように見える。でもまだ中指と薬指の間に数ミリの隙間はあるけれど、一時期よりもずっと改善されていた。
不思議なことだ。結局音程を修正しながら弾いているうちに関節などが柔らかくなり、指の形が元に戻ってきたということ?何なのだこれは?
合奏団存続のために激しいストレスに晒されていた頃は、気持ちも体調も恐ろしくマイナーになっていた。心が体に及ぼす影響がどれほど重大なことだったかを思い知らされた。この先何年演奏できるかわからないけれど、まだ少しは改善の余地ありかな?頑張っている友人たちを見ると、のぞみが湧いてくる。みんなすごいなあ。まだこれからもうまくなる余地があるなんて。怖いですねえ、彼女たちはおばけかもしれない。くわばらくわばら・・・
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