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なぜこの子は立ってあるくのだろうか?四つ足で歩く方が身体の構造からいっても自然なはず。
人が歩くのを見てまねをした?
これを見ているとめまいがする。
そのうち猫が地球の覇者となる日があるかもしれない。
悪知恵がはたらく。
自分のペースでしか動かない。
どんなワガママを言っても許される、等々。
王様になる条件は揃っている。
現に私は今まで生きてきた間に、どれほどの数の猫姫、猫王子様達にお仕えしてきたことか。
普段はいう事をきかないくせに自分がして欲しいことになると、ありったけの媚態を使って人間を使嗾する。
そそのかされるこちらも悪い。
けれど、その猫の人遣いの上手さたるもの、悪魔的。
ちょっと膝に手をかけられて「にゃ?」なんて言われたら「よちよち、なにがほちいの?」なんてメロメロ。
そのうち二本足で立つことを覚えて、ラグドールくらいの大きさの猫がやってきたら、私などは怯えて何でもいう事をきいてしまう。
人類の未来は暗澹たるものかもしれない。
なんせ、猫が王様だったら・・・・
毎日美味しい物を献上。
同じ味だとすぐに飽きるから、お城の厨房は大童。
眠くなったら仕事中でもお休みあそばされるので、国政はストップ。
仕事をする間でも、何か動く物があれば走り出す。
侍従やお后様も全員で走り回るからうるさいことこの上ない。
かと思うと、急に甘え始める。
膝に乗る。
其処いら中で爪を研ぐから、お城の壁はずたずた。
人間はというと、それを見て目を細めて喜んでいる。
と、なると、猫が世界のリーダーとなったらずいぶん平和になる。
時々強い雄同士がギャーっと言って、勝負すれば、簡単にボスが決る。
これなら戦争は起きない。
犬だとそうはいかない。
人間に服従する気性だから、やはり天下は人間のもの。
悪い人がいて命令すれば、それに従ってしまう。
ドーベルマンが銀行強盗の手先に使われるとか。
人間ほど腹黒いものはいないから、結果として人間の悪意の代行者になってしまうこともある。
ワンちゃんは可哀相だなあ。
人間の遊び相手をして自分も楽しそうにしているのを見ると、あれで満足しているのかしら。
人から最良の友とかなんとかおだてられて、言いなりになって首輪を付けられて・・・
本当にお人(犬)好しなんだから。
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