2016年11月17日木曜日

小春日和

2つ前の投稿で紅葉も散って・・・などと書いてしまったら、今朝散歩に行った公園の木々が、紅葉真っ盛り。
そういえば昨日のテレビでも、代々木公園の紅葉を上空から写していたっけ。
いつもは夕方から散歩するので、薄暗くなった景色は視力の落ちた私には、セピア色にしか見えない。
今日は小春日和の輝くようなお天気。
思わず表に出たくなる。

公園に行く途中の原っぱに、猫が大勢日向ぼっこをしていた。
おかあちゃん猫が真ん中であたりを警戒している。
そばに子猫が1匹、2匹、3匹・・・あらまあ、6匹。
ところが、隣の家の生垣の中に、もう2匹発見。
そのうえ、空き地のわきのアパートに置いてある自転車の上に、大きなおとうちゃん猫が。
最初に見た6匹はほとんど大きさが変わらないから、兄弟とみた。
生垣の中の猫は少し大きいから、叔父さん、叔母さんかもしれない。

公園に行くと、大きな銀杏が黄色く色付いて、その周りを赤い葉をつけた木々が取り囲み、青空の下で子供や犬たちが気持ちよさそうに遊んでいた。
いつも犬の飼い主たちがたまっているところに行くと、大型の黒い犬がいた。
大型犬大好きな私が思わず寄っていくと、それまでリードを離していたのに、あわててリードを付ける飼い主。
チェッ、こっそりと触ろうと思っていたのに。

飼い主にしてみれば、なにかことが起きて人を噛んだら大変だから、そうするのが当たり前なんだけど、私は心の中で舌打ちをする。
自信過剰かもしれないけれど、今までおよそ私にかみついた犬はいない。
すごく気が合うというか、ワンちゃん、特に大型犬とは心が通う。
もう大好き!
ドイツのガソリンスタンドで、見たこともない巨大な黒い犬に出会った。
しばらく一緒に座って話をしたけれど、彼(?)はドイツ語しかわからなかったかもしれない。
今日は変な言葉をしゃべる変なオバサンに会ったよと、仲間に話したりして。
そいつは俺よりもちっちゃかったのさ、なんてね。
立ち上がったら、わたしの頭上をはるかに超えていたと思う。

ミュンヘンで出会った犬はリードを付けないで散歩していた。
飼い主の左わきにぴったりと寄り添って向こうから歩いてきた。
飼い主が私を見て、犬になにか言った。
おい、変な女が来るぞ、気を付けろ・・とでも?
すると犬はそれまで普通に歩いていたのに、突然耳を伏せ、尻尾を後ろ脚の間に入れて、匍匐前進みたいに歩き始めた。
これにはびっくり。
すれ違う人に危険を感じさせないための訓練された犬だったようだけれど、あまりのことに唖然とした。
いかにもドイツ人、ここまでやるか?と少し犬が気の毒になった。

でも犬は厳しくされても、飼い主に従うのが好きな動物だと思う。
稚内に犬ぞりレースを見に行ったことがあって、これは動物虐待?とも思ったけれど、走りたくてたまらないで大騒ぎする犬を見たら、そんな気持ちは吹っ飛んでしまった。
早く早く、ご主人さま、走りましょうよ。
スタートの合図で喜々として走り始める。
それはもう嬉しくてたまらない。
見ていたこちらも嬉しくなる。

その点猫とは大違い。
猫は飼い主をこき使う。
感謝の念がない。
自分がしたいときにしたいことだけをする。
すぐに贅沢に慣れる。
これって!なにか自分の性格を表しているような。


























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