2016年11月23日水曜日

今日も今日とて飲み歩き

私はのん兵衛ではない。
家にいるときはほとんど飲酒しない。
外でもビールをジョッキに一杯、その後ワインをグラス半分飲めば出来上がり。
あとはひたすら食べる。
それでも友人たちと飲み歩くのは、ほんとに楽しい。

歳をとってきて皆お酒の量は減ってきた。
昨日のたかしま先生のお別れ会の後、酒豪で知られた人と一緒にグラスを傾けていたけれど、彼女もずいぶん酒量が減ったという。
彼女は体も大きいし性格もあけっぴろげで、楽しいお酒を飲む。
他の人たちは食事のみだったけれど、私は彼女がいるならちょっとビールを一緒にお付き合いしたいと思った。
一人で飲むのはつまらないと思うし、私は夜はご飯を食べないので、では、という事になった。

以前彼女と一緒に早朝、車で埼玉県まで仕事に出かけた。
二人ともせっかちだから会場に到着したら、まだ会場が開場していなかった。
スタッフが私たちを見て大慌て。
もう来ちゃったんですか!
楽屋を開けてもらって、一息ついた。
その後11時間にも及ぶ仕事が終わって、彼女を途中まで送っていったけれど、自宅ではない方に帰るという。
仕事が終わったのが、夜9時。
都内某所に着いたのは11時ころ。
これから何をするのかと思ったら、行きつけのパブに行ってヴァイオリンを弾くという。
本当に驚いた。
何時に寝るの?と訊いたら、そうやな4時くらいかな。
こちらは体力の限界なのに、平然としている。
おそれいりました。

今日はスキーの先生を囲んでの飲み会とあらば、出かけないわけにはいかない。
奇人変人のスキーの先生はこの時期、私たちのためにスキー用具の選定に付き合ってくれる。
以前はプロが使うのかと思うような上級者用の用具を勧められたけれど、最近は皆の体力に合った軽くて扱いやすいものを選んでくれるようになって、ほっとしている。
音階も弾けないのに、ストラディバリウスの作った楽器を持たされるようなもの。
私なんぞは力がないから、重たいビンディングを付けた板を持って歩くだけで青息吐息。
滑るときは力はいらないからいいけれど、坂道を担いで上がったら心臓はバクバク、足はガクガク。
お正月の志賀高原が滑り初めなんだけど、熊の湯の車の送迎所からリフトまでほんの少し上るだけで、もう二度とスキーなんかやるものかと毎年思う。

それで今年はもっと軽いビンディングにしてほしいと思ったけれど、まだ使えるからもったいない。
やっと私も経済に目覚めた?
そうではなくて、この時期の石井スポーツの混みようったら大変なものなので、ヘタレの私は風邪なんかうつされてはとしり込みをしている。
それで飲み会のみの参加ということで、又夜になると家を出ていく。
近所の人たちは夜な夜なでかけるあの人は、いったい何をやっているのだろうと興味しんしん?

ここに家を建てたとき、私の母がご近所に挨拶に回ってくれた。
けれど言うことが「うちの娘は夜の仕事なので・・・云々」と言ったらしい。
皆びっくりしていたそうなのだ。
へんなこと言わないで、と私は叫んだ。

どう見たって夜の蝶になれるほどの器量よしではない。
華やかさも皆無。
泥棒するほどの器用さもない。
道路工事するには体力ない。
夜警になるほどの度胸もない。

一度、夕方からの仕事に行くために車を出そうとしていたら「あ、おかえりなさい」とお向かいのご主人に言われたことがあったのがちょっと痛かった。







































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