2017年7月3日月曜日

病気を推奨?

背中の痛みが2週間も続くと、のんきな私でも少し心配になる。
痛みには強い方で多少のことは我慢するけれど、場所が背中の左側なので、内臓疾患を疑った。
近所の病院で心臓の検査だけ受けたけれど、万一のことも考えて市立の総合病院へ行ってみた。
受付に行くと早くも後悔。
沢山の高齢者の列と、大きな声で呼びかける受付の人たち。
朝9時前というのに大混乱。

それでもこの市立病院はいつも親切で仕事が早い。
少しでもボーっと立っている人を見つけると、混雑の中でもちゃんと声を掛けてあげる。
日本の良い病院の上位にランクされているだけのことはある。

よく見ると、混雑は定期的に増えたリ減ったり。
そうか、バスの到着時間で度合いが変わるのか・・・と又BUS(ブス)の話。
数年間健康診断を受けていなかったから、それと併せて背中を診てもらおうと思って状態を説明すると、内科に直接行くようにと看護師に指示された。
しかも今までそんなことはなかったのに、かかりつけの医者の紹介状が必要で、それがないと別料金がかかると言われた。
健康診断の流れで背中の痛みも診てもらえないのかと訊くと、それはダメなのだそうで、一体何のための健康診断なのか。
紹介状ってなんのこと?
他の病院で紹介状を書いてもらうにも料金がかかる。
それがなければ、こちらで支払うなんて、ぼったくりのような気がする。
いつもこの病院に直接来ていたけれど、今まではそんなことはなかった。
診察以外のことで料金がかかるのは、解せない。
誰かちゃんと説明してくれないかしら。
患者からなんとかしておカネを取ろうという見え透いた話で納得いかないけれど、来てしまったから出直すのも面倒なので了承した。
もう2年ほど来院していなかったからのペナルティーと見た。

本当なら健康で病院に来ない人は表彰されるべきものなのに、そうするとお金が落ちないから、病気しがちか趣味で頻繁に来院するのを推奨しているように思える。
病人を大事にするのは当たり前だとしても、病気になった方が貢献度が高いのかと僻んだ。

結局、膵臓疾患などでも背中の痛みは出るけれど、姿勢によって変わるのは筋肉痛か整形外科の分野と言われる。
整形外科に回りますか?と訊かれたから断った。
我が家の徒歩5分のところに、整形外科に定評のある総合病院がある。
毎日散歩する公園のすぐ脇。
市立病院はガンの緩和ケアや終末治療で有名で、病院自体が優しさに溢れている。
公園のそばの病院は戦場の様で、ベッドの間も狭く、入院食もおそまつ。
ある時患者のお見舞いに行ったら、ちょうど夕食時。
お盆の上にゴロンとハンバーグ、薄い味噌汁、山盛りのどんぶり飯が乗っていた。
それを見て私は、いくら近所でもこの病院にだけは入院したくないと思った。

内臓でなければそのうち治ると思う。
憂鬱だけど我慢できないほどの痛みではない。
徐々にだけれど、痛みは減ってきている。
もう少し我慢して、どうしても治らなければ精密検査してもらうことにして終わった。
病院へ行くと病気になりそうだから、なるべく行かないようにしようと思う。



























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