2017年12月3日日曜日

混声合唱団フェブリエ定期公演

今日はアマチュア合唱団のコンサートへ。
勝どきの第一生命ホール。
合唱団は人数が多くて、こんな良いホールで演奏できて羨ましい。
私達貧乏音楽家の垂涎の的の第一生命ホール。

このホールができた時内覧会があって、故鳩山寛さんに連れられて見に行った。
音響も良いけれど、楽屋の行き届いた設備には感心した。
こんなところで出来たら良いなあと思ったけれど、その後はご縁がなくて聴きに行くこともなかった。
勝どきは最近めったに行かないけれど、以前は良く遊びや会食で訪れた。
独特の雰囲気と海に近いこともあって、空気の味が違う。

今日の出演者の中に「雪雀連」のメンバーが居る。
ソプラノ歌手は世を忍ぶ仮の姿。
実は凄腕化学者。
今まで薬品の調合を間違えて何人もの犠牲者が出た・・・とは聞いていないけれど。
その実態は、飲ん兵衛。
最近は清濁併せのむだけでなく、人をも飲み込むらしいからお気をつけあそばせ!
女性はある時期をすぎると魔女になるそうで。

さて、勝どき駅から動く歩道で10分弱。
立派な建物にたどり着く。
今日の合唱団の指揮者は島本啓太郎氏
自称オペラ研究家だそうです。

第1ステージ
混声組曲「明日へ続く道」

第2ステージ
日本の歌「増田順平編曲集」
夏の思い出、めだかのがっこう その他 全8曲

第3ステージ
混声合唱組曲「深き淵より」作者 ゆきやなぎ れい

第一生命ホールは大変音響が良いから、ハモって居るときは良いけれどアカペラで音程が定まらないと、もろ聞こえ。
コーラスは音程が命だから、なるべく伴奏がある方が、こちらとしてはありがたい。
もしアカペラで歌うなら、恐ろしく厳しい訓練をしないといけない。
アマチュアは、それぞれ自分の本業があるから、気が狂ったようにコーラスの練習ばかりしてはいられない。
家族のため自分の未来のために仕事に精出すのが先決だから、楽しく歌えれば良いという逃げ場があるのが羨ましい。

全体にはとても楽しめたし、ハモるときはとても良いけれど、やはりなるべくなら伴奏付きでお願いしたいというのが本音。
最後に伸ばした音が段々音程が下がってくると、ほれ、もう少し根性入れて!と叱咤激励したくなる。
しかし、アンコールの2曲は素晴らしかった。
本番の緊張から解き放たれて、楽に歌えばこんなに良いのにと・・・これは私達も同じなのであまり偉そうには言えないけれど。

時々メンバーの数人がひな壇から降りてきて、短いソロを歌う。
これは良いアイディアだけど、足元大丈夫?コケないでほしいとハラハラドキドキ。
私は気が付かなかったけれど、靴が脱げてしまった人がいたようで。
我が「雪雀連」の魔女も振り付きで熱演していた。
仲間たちは嬉しくなってエールを送る。

終演後はもちろん酒盛り。
近くの焼鳥屋さんでお腹を満たしてから、気持ちのよい夕暮れの中を、勝鬨橋を渡って銀座まで歩いた。
勝鬨橋からライトアップされた東京タワーが見える。
隅田川を屋形船が下る。
海の近い土地独特の雰囲気が何とも言えない。

歌舞伎座の前でお上りさんになって写真をとったり、コーヒーをのんだり。
銀座駅で仲間に別れを告げて帰宅。
今日も良い一日だった。

アカペラで音程がぶら下がるのはアマチュアに限ったことではなく、去年だったか一昨年だかに紅白歌合戦を落選して猛り狂った某女性歌手。
彼女はアカペラ部分になるとドンドン音程が下がっていく。
バンドのメンバーが笑っている。
そして伴奏が入るととてつもなく音程が違っているのがわかる。
どうして彼女が毎年紅白に出られるのか不思議だった。
あれでプロの歌手でございと、毎年トリで歌っていたのは図々しい。
落選してくれて本当に良かった。
と、又余計なことを。


















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