半ば引退しているつもりなのに、このところ忙しい。
3日前は友人のピアノのコンサートのリハーサル、ピアノ協奏曲の伴奏とシューマンの四重奏曲を5時間。
これが中々気骨が折れる。
一昨日は音楽教室の発表会のリハーサル。
13時過ぎから20時近くまで、生徒達の伴奏に大童。
泣きそうになって帰る子もいれば、嬉しそうに満足して帰る子もいて、叱咤激励したり褒めたり、色々忙しい。
そして昨夜は、古典音楽協会定期演奏会のリハーサル。
連日のリハーサルに疲労困憊青息吐息。
依頼があれば嬉しくて、つい仕事を引き受けてしまう。
後でカレンダーをみて真っ青になる。
こんなに予定を入れて、果してちゃんとこなせるのだろうか。
最悪の事態が頭をよぎる。
今回は2日毎にコンサートが続く。
若いころでもコンサートが連日続くと、毎日調子が良くいくわけではなく、前の日が良ければ次の日は低調という風に、波が出来る。
ひどいときには楽器を支えられないほど、疲れているときもある。
けれど、そういう時の演奏が悪いかというと、そうでもなかったり、今日は体調も良く気分良く弾けたと思った演奏が、後で録音を聴くとう~んと唸るときもある。
本当にこればかりは、分からない。
一か八か、人生賭けですなあ。
この2,3日少し風邪気味だったせいか、耳が塞がったようになって、良く聞こえない。
時々空気が通って聞こえるのだけれど、今日は特に聞こえが悪い。
昨日から咳が出ているので風邪だとは思うけれど、突発性難聴の危険も頭をよぎるので心配になってきた。
とにかく耳が命。
突然聞こえなくなって来週の3回ある本番が出来ず、必至にピンチヒッターを探す自分の姿が目に浮かぶ。
夕方になっても耳はツーンとなって、耳鳴りまで始まった。
いつも行く総合病院は診療時間が終っているので、個人病院で評判の良いという所へ行ってみることにした。
待合室は子供と大人でごった返している。
これは長期戦と覚悟を決めたけれど、案外スラスラと診察が終って出てくる人が多く、すぐに番が回ってきた。
症状を話すと医師の顔が曇った。
これはもしや?
聴力検査と鼓膜の動きを見る検査を受ける。
聴力、鼓膜、共に異常なく、軽い風邪気味らしい。
突発性難聴の恐れは無くなって、気持ちが晴ればれ。
現金なもので、急に聞こえが良くなったような気がする。
耳鳴りも少し静かになった。
やはり病は気から。
とたんにお腹が空いてグウと鳴る。
想像力が豊なのはいいけれど、余計な心配をするところがあって、いつも取り越し苦労。
病院の待合室は子供の泣き声と叫び声で、阿鼻叫喚の巷と化している。
診療室の中からは、ギャーと言う悲鳴。
その中で落ち着いた医師の声が時々聞こえる。
看護婦さんも常に落ち着いている。
良い病院だなあ。
評判が良いのが分かるような気がした。
何でもなくて本当に良かったですね!心配すればする程に神経が尖りますものね。ところでシューマンのピアノカルテットはいつ何処
返信削除でなさいますか?差し支えなければ聴きに伺いたいのです。
返信削除あー、ごめんなさい。お返事しなくて。
返信削除じつは今日おわってしまいました・・・・
コメントに気がつかなくて大変失礼しました。以後気をつけます。