2017年2月7日火曜日

消えたノラたち

昨日も一匹もノラは来なかった。
今日は早朝からノラの住処を覗いても、誰もいない。
ハア~!ため息。
心配・・・・

暖かくなってきたので出歩き始めたのはわかるけれど、毎日欠かさず通ってきたシロリンやチヤイロン、フウちゃんも全く姿を消した。
それこそ忽然と。
毎朝我が家の駐車場で大騒ぎしていたのに。
三毛猫のミッケが去年突然来なくなった。
それでミッケは死んだと思っていたら、ある時目撃情報があって、我が家の駐車場にいたらしい。
ミッケは生きているとしたらどこで暮らしているのかしら。
私の家以外でも少なくとも3軒の猫好きがある。
そこでおいしいものをもらっているのかどうか。

そのほかにひどく猫嫌いの家もある。
我が家の猫も2匹たて続けに毒を盛られた。
初めは道路に飛び出して車にはねられたのかと思った。
体を調べてみると外傷が全くない。
轢かれた形跡がない。
口から泡が出ていた。
獣医さんに尋ねたら、毒殺だという。
この辺は怖いよ、うちの犬なんてぶっ殺してやると言われたもの・・・とは獣医さんの話。
ほかのお宅でも被害に遭った。

あ~あ、そんな変なことを思い出してしまった。
なにもこんな小さな動物がいたっていじめなくてもいいのに、とは、猫好きの勝手な思い。
嫌いな人は本当に嫌いなので目障りなのはわかるけれど、なにも殺さなくてもねえ。
花壇を荒らされたとか、庭にフンをされたとか言うけれど、ちょっと穴を掘って埋めればいいじゃないなんて言おうものなら、烈火のごとく怒られる。

私は子供のころから動物だらけの家で育った。
アヒル、鶏、犬、猫、カナリア、十姉妹、金魚、病膏肓でネズミまで飼った。
開けっ放しのだだっ広い古い家屋だったから、よその猫が箪笥の引き出しや押し入れでご出産なんてこともしばしば。
家猫か野良猫か区別がつかない。
池があって、アヒルはそこの主。
近所の家の大きなジャーマンシェパードがやってきて、それをうちのペルシャ猫ミックスが追い払い、庭に出ればアヒルに縄張りを侵害するなと追いかけられ、鶏がイタチにとられたといっては泣き、常に動物まみれ。
そのうえ、6人の兄弟。
祖母、両親、姉たちの連れ合いや子供たち等々。
近所の知的障害のある子はうちが好きで、朝目が覚めるとパジャマのまま我が家に来てしまう。
それをおばあちゃんが引き取りに来るというのが、毎日のことだった。
人と動物、沢山の植物のある雑木林があった家。

そんな野生児のような育ちだったから、動物を嫌う気持ちはよくわからない。
公園に散歩に行くと沢山の犬たちに出会う。
目が合うとお互いに、にこっり。
犬だって笑うんですから。

いつになったらノラたちは戻ってくるのかしら。
それともこのまま?

もう恩知らずなんて怒らないから、みんな帰っておいで。
早く帰っておいで。























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