去年、新しい野良猫の出現で元気をなくした、三毛猫ミッケ。
食欲も落ちて、その後すっかり姿を見せなくなったので、もう生きてはいないものだとあきらめていた。
そして先週週末から、今までこの辺を徘徊していたノラボスのシロリン、物置に棲みついたアメショーのフウ、いつもお腹がすいているチヤ虎のチヤイロン、その3匹が急に掻き消えた。
今朝目が覚めると、かすかに猫の鳴き声がする。
うちの猫かと思ったけれど、どうやら表の方で聞こえるし、聞き覚えもある。
もしやと思って2階のベランダから見下ろすと、お隣との境目のブロック塀の上から見上げるのは、紛れもない三毛猫ミッケ。
目撃情報があったから生存しているらしいとは思っていたけれど、相変わらず毛並みも艶やかなきれいな雌猫。
少しも年を取ったようには見えない。
猫はいい。
しわやシミが毛皮で隠されるから、おばあさんになっても老けない。
飛ぶように階段を駆け下りて、お食事を差し上げた。
まさに人間は猫の下僕。
よくまあ生きていてくださった。
あいかわらずお美しい。
それにしても小汚いオス猫共はいったいどこへ行ってしまったのか。
きっと雌猫を求めて、放浪しているに違いない
嫌な考えが頭に浮かぶ。
もしや一網打尽にひっとらえられて、動物センターに送られたのでは?
いやいや、フウちゃんのようにノラ生活初心者ならいざ知らず、あのボス猫シロリンがそう易々と捕まるわけはない。
きっとメスをゲットして子孫を残したら、又何食わぬ顔で戻るにちがいない。
早く帰っておいで。
ミッケは主のいなくなった物置でまったり。
私が中を覗いたら、泡食って飛び出してきた。
フウちゃんがいない間だけでも、暖かい物置でどうぞごゆっくり。
でも、nekotama食堂に来なくなってから、どこで暮らしていたのか。
全くやつれていないから、きっと大事に扱われていたにちがいない。
猫は人が一喜一憂しているのも知らずに、まったくいい気なものだわ。
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