2017年6月19日月曜日

ご無沙汰しました。

なんだかバタバタしていて、ブログに向き合う元気がなかったのでしばらくお休みでした。
その間、自分が演奏した本番があって、それは悲惨な出来だったので省略。
思い出したくない!

その次はルーテル市ヶ谷ホールでのコンサート。
ピアニストの服部真理子さんという方の主催する~真理子の気ままなコンサート~というタイトルの楽しいコンサートを聴きに行った。
真理子さんと言う方を私は存じ上げなかったので、ヴァイオリンを演奏した手島志保さんにお誘いを受けて出かけた。
始まったら、いやいや来てよかったとホクホクしながら聴いた。
切れの良いタッチの素敵なピアニストだった。
フランスに留学したという経歴を見て、なるほどと思った。
音の切れ味とか音色や音楽の構成が非常に理知的で、感性が鋭く個性的。
全部弦楽器とのアンサンブルだったけれど、自然な流れで奇を衒ったところがなくしかも華やかで・・・
私こういうの大好きなんて、珍しく眠りもせず聴いた。

   ドビュッシー:ピアノ三重奏曲ト長調
   ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのソナタ
   ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調

手島志保・平岡陽子(ヴァイオリン)東義直(ヴィオラ)和田夢人(チェロ)
彼らは弦楽四重奏団を組んでいつも一緒に弾いている。
手島さんのヴァイオリンはパリッとした音の良さと、揺らぐことのない芯のある演奏がお見事。
優れた弦楽四重奏を聴くのはいつでも至上の喜び。
特に最近久しく聴いていなかったブラームスは、これぞピアノ五重奏曲の王者。
そういえばこの曲、以前はよく弾いたのに最近弾いてないなと思ったら、気持ちがむずむずし始めた。
そのうちこの曲を入れたコンサートをしよう、なんて、又病気が・・・

そして日曜日には浦和の埼玉会館でのアマチュアコーラスのコンサートを聴きに。
私たちスキーの仲間「雪雀連」の中に、化学者がいる。
なんでも香りの調合とかなにか化粧品に関係ある研究をしているらしい。
年中嗅覚障害に陥る私には無縁の仕事。
彼女が出演するとなれば、はせ参じないわけにはいかない。

コール”C・E・G”という男性コーラスのグループと、MJ混声合唱団とのジョイントコンサートで、一昨年同じ埼玉会館でのコンサートも聴いた。
その時感心したのは、よくぞこれだけ覚えたということ。
見れば、それほど若い人はなく、というより、皆結構なお年。
特に指揮者の増田順平氏は天皇陛下と同い年だそうで、背中を見ている限りでは、とうていそんな風には見えない。
背筋のピシッと伸びた若々しい姿勢。
目が悪い私には顔の表情まではわからないけれど、たぶんお肌もつやつや?
そのヴィンテージメンバーたちが楽し気に歌っているのを見ると、なんだか世の中楽しくなる。

曲目は沢山あって、ここに全部書くと煩雑なので一部省略。

最初は
萩原英彦作曲  動物たちのコラール

この曲を最初に持ってきたのはよほど自信があったのかどうか。
アカペラだし和声が難しいので、これは喉が温まってからの方がよかったのではないかと思った。
かなり音程が不安定で、しかも狂っていくかと思うといつの間にか合ってきたりと、少しハラハラ。

第二ステージのシューマンの歌曲集で、ホッとした。
この辺から皆の喉が温まって、高音も心配なく聴けるようになった。

第三ステージは男声合唱。
思い出の青春を謳うというタイトルで、私たちが懐かしく聴き育った曲。
私の隣で聞いていたミスター・Aが次の曲嫌なんだよねと言うから「もしかしたらコンドル?」と訊いたらそうだという。
彼は自分とコンドルを重ね合わせているらしいけれど、コンドルにしたらお前さんとワシはそもそも生まれが違うと言うかも。
ミスター・Aは後天的なコンドル状態、コンドルは生まれながらの生粋のコンドルなんだから、一緒にされたくはないだろうに。

最後はシュトラウスのポルカやワルツ。
これは楽しい。
衣装もステージごとに替えて、本人たちが一番楽しいに決まっている。
皆さん物忘れ激しいお年頃なのに、これだけ歌詞もメロディーも覚え、認知症予防に努めている。
日本の医療費削減に貢献しているようだ。
歌はいい。
呼吸が整うしお腹も空く。
これが元気で長生きの秘訣。

又次回に期待を込めてエールを送ろう。

 






















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