2017年6月10日土曜日

余計なお世話だったかも

おなじみのミッケと間違えて動物病院へ送られてしまった三毛猫。
鼻水と目の感染症、のみがひどくて治療を受けていた。
獣医さんには少しも懐かず、ネット越しに点滴や投薬をされて怒っていたそうだ。
昨日からはさらに元気になって大暴れするので、エサに薬を混ぜての治療のみ。
今日様子見に行ってみるとかなり病状は改善されていて、相変わらず怒っている。
獣医さんはご夫婦で、女医さんのほうが怖がって手が出せない。
手袋したら?といってもごつい手袋をはめると指が動かせなくて、ネットのファスナーの開閉もままならぬ様子。

私が持参したケージに網ごと引きずられて移動した。
私にはなぜか険しい表情は見せないで、可愛い声で鳴く。
私も鳴き返して、会話しながら車に乗せて帰路についた。
家までほんの5分ほど。
その間三毛はおとなしい。
きっと自宅の方に向かっているのがわかるのだと思う。

うちの猫たちも病院へ向かう時には大泣きするのに、退院して家の方に向かう時にはおとなしい。
ヒゲのセンサーが自宅方向をキャッチしているのかも。
三毛はすっかりきれいになって、先日よろよろと歩いていた姿とはずいぶん違う。
もう一匹の三毛猫のミッケと増々似てきた。
おそらく姉妹猫ではないかと思う。
獣医さんの話では、ひどいノミにたかられていたので、貧血状態だったかもしれないと言われた。
ノミの薬が効いているからしばらくは大丈夫で、万一我が家の飼い猫になるとしても室内飼いなら問題ないとのこと。

駐車場に停まるといかにも安心の表情でおとなしい。
ここが思案のしどころ。
さて、どうするか。
我が家の猫にするかどうかということで、まず部屋に入れてみた。
うちの先住猫のコチャがワニみたいな恰好で匍匐前進。
押し入れに消えた。

コチャはいままで多頭飼いであまり構ってもらえなかったのが、去年3匹いなくなって天下晴れて一人っ子となったから、いまやおっそろしい甘えん坊になっている。
いままでの分を取り戻すかの様に、一日中私にべったり。
それが又ほかの猫が入ってくるとストレスになりそうで心配だった。

それは初めの内だけですぐに猫同士折り合いをつけるから心配はしないけれど、少し可哀想かなとも思う。
まずケージごと置いてしばらく様子見。
駐車場に着いたときの安心しきった表情とは変わって不安そうな三毛。
おびえてはいないから飼い猫かもしれない。
もしそうなら、今頃飼い主さんはとても心配しているに違いない。
張り紙でも出しておこうか。

とにかくもう一度駐車場にケージを運んで扉を開けてみた。
ひどく怯えるようならもう一度戻せばいい。
しかし、三毛ねえさんは何事もなかったように、さっさと出て行ってしまった。
普通知らないところに来れば警戒してあたりを嗅ぎまわるのに、それもなし。
当然のような顔をしてのんびりと歩いていく。
あらま、やはりこの辺の猫だったようだ。

3晩も帰ってこなくて飼い主さんの心配はたいへんだったかもしれないけれど、あの状態で外を歩いているということは、手入れが行き届いていないと言える。
まあ、それほど可愛がっていなかったか、野良猫だったか、そのへんはわからない。
今後ノラ生活をするにしてもしばらくは良い状態で過ごせるなら、本にゃんにも悪いことではない。

それにしても・・・動物病院は保険がきかないからたいへん。
以前うちの猫たちが数日家出することがあって、私は気が狂ったように探しまわっていたことがある。
その後けろりとして帰ってきた。
あれなんかもこんな状況だったのかもしれない。

























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