2019年8月6日火曜日

クーラー壊れてクーラクラ

この軽快なリズムをお楽しみください。
はい、それでは皆さんご一緒に。
クーラー壊れてクーラクラ、クーラー壊れてクーラクラ、クーラー壊れ・・・・
あまりの暑さに頭が壊れたようです。

レッスン室のエアコンが突然冷風を出すのをやめて、私はパニックになった。
暑さのピークに、よりによってクーラーが効かなくなるなんて。
ずっと雨が続いたのでほとんどドライに設定して稼働していたけれど、やっと出番が来たというのにクーラーは不調。
時々部屋に入ってみると、ムオッと熱風が押し寄せる。
たまらない。

数人の生徒のためには兄の家の音楽室を借りたけれど、兄も自分のチェロを練習したいし、姪がピアノを教えているから、そうそう使うことはできない。
早く修理に来てもらいたかったけれど、この時期、ダイキンさんの予定も一杯で私の予定と合わず、やっと昨日来てもらうことができた。
今忙しいでしょう?と訊くと「はい、毎日たくさん回ります」

結局うちのエアコンはガス不足のみ、重大な機械の故障はなくてガスの補填だけで済んだ。
ずっと家のリフォームをしていて、ベランダの床の塗替えなどで室外機を動かしたので、それが原因のようだった。
そういうことがあると、事故が多いらしい。
思ったより早く再稼働ができて、これから自分の練習ができるというのに、体がなまっていて動かない。
夜でもクーラーを止めずに涼しく寝ているので寝不足は考えられないけれど、やはりこの暑さはじわじわと体調に影響しているようだ。

暑いさなか、昨日は亡夫の命日だった。
去年のことはほとんど思い出せない。
脳が思い出すのを拒否しているようなのだ。
去年の今頃、青天の霹靂で私の人生が変わった。
辛いとか悲しいとか感じる暇もないくらいだった。

1年経って、今頃、悲しみや寂しさが感じられるようになった。
先日会った友人に言われた。
「去年のあなたはこんなふうだったわよ」と、両肩をグイと揚げて肘を張って見せた。
そう、私は必死だった。
元々ひとを頼ることのない可愛げのない性格だから、自分で全て抱え込んでしまって、それはもう雲を掴むような事務処理もなんとか頑張って。

お墓参りに行って彼の隣に自分の名前が刻まれているのを見て、これで私のやれることは全部終わったかなと思うと、やっと泣けるようになった。
あとはここに入れば良いだけ。
全てが泡沫の夢の様な気がする。

オーケストラ時代、仲の良かったひとから電話があった。
その人のご主人は20年前の今日、亡くなった。
もうひとり仲の良かったトランペット奏者も今日が命日。
今頃亡夫と3人、あちらで楽しく遊んでいるに違いないと話した。
なにかというとつるんでいた仲間だから。
なにもほとんど同じ日に示し合わせたように逝かなくても・・・ねえ。
でも、こんな偶然があるのだなあと不思議に思う。














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