2019年9月15日日曜日

2019年イグノーベル賞

ノーベル賞のパロディーで、ひとを笑わせ考えさせるような業績や研究に与えられるイグノーベル賞。
ノーベル賞と同じく10の分野の研究にあたえられる賞がある。
今年もハーバード大学で授賞式が行われ、4人の受賞者が本家ノーベル賞受賞者から賞を与えられたそうだ。

舞台で紙飛行機を飛ばす。
受賞者には60秒のスピーチの時間が与えられるが、8歳の少女から「やめてください、つまらないです」と言われるとやめなければならないなど、恒例となっている。

イグノーベル賞の目的は「非凡さと創造性をたたえ、科学や医学、技術への関心をかきたてること」となっていて、賞金は10兆ジンバブエドル(約8ドル)
ただしジンバブエドルがまだ発行されていたころの2009年のレートで、賞金は偽札。

2019年の受賞
医学賞 イタリア・オランダチーム
「ピザで死と病気を予防できることがある。
ただし、イタリアで地産地消した場合に限る」       

死は予防できるの?一体なんのこっちゃ??

化学賞 日本チーム
「標準的な5才児の1日の唾液分泌量を計算した」

なんのため?でもまあ、なにかの役にたちそうな気がしないでもない。

解剖学賞 フランス
「フランスの郵便配達人が裸のときと服を着た時の陰嚢の温度の非対称性を測定した2007年の研究に対して」

なぜ、郵便配達人?なんのために?どうしてそこなの。

心理学賞 ドイツ、ビュルツブルグ大学のフリッツ・シュトラック氏に。
「口にペンをくわえると笑顔になり、その笑顔でさらに幸せになることを発見し、その後そうではなかったことを発見」

いったい幸せか、そうでないかどっちなの?

工学賞 イランの研究チーム
「乳児のおむつ替えマシーンの発明」

このマシーンはアメリカで特許をとったそうだ。

平和賞 国際チーム
「かゆいところをかく快感を測定した」

快感より不快感を測定したほうが、なにかの役に立ちそうな気がするけど・・・

毎年イグノーベル賞受賞の報道を楽しみにしているけれど、日本チームはほとんど毎年のように受賞している。
日本人は堅物、謹厳実直、ユーモアのセンスがないと思われがちだけれど、どうして中々のクスクス笑い人種ではないか。
落語のような、非常に洗練された笑いの文化をもっている。
これは世界に誇ってもいいんじゃない?



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