今日の花見客は長年在籍したアンサンブルのメンバーの中でも特に苦楽をともにした女性メンバーたち。創立以来一緒に歩み続けた。そしてコンサートマスター交代のときに存続するか廃止するかという瀬戸際で、存続のために尽力した。
軍資金もないというか、会計の不正により使徒不明金があり、残されたのは見た目お金の流れがわからないように隠蔽された通帳。その提出を求めたとき、会計は長い時間拒み続けた。10ヶ月以上の攻防戦によりやっと一通だけ渡された。けれどまだ多数の通帳があるはず。それを時間をかけて素人の我々がパズルを解くように解き明かしてゆく。全員から絶大な信頼を得ていた会計が、実はとんでもない人だったということがわかって、私は精神も肉体も病んでしまった。
その時の四人の働きは今でも胸が熱くなるような連携プレイだった。眠れない夜を過ごす毎日。思いついた対策を伝えようと仲間にメールすると、深夜にもかかわらず電話がかかってくる。あら、起きていたのね。それから思いついたことや様々な解決策を相談しながら、次の朝も確認のために郵便局や銀行などの通帳を調べ、相談に走り、カフェなどに集まっては本人の弁明を聞くけれど、あまりにも矛盾点や嘘が見つかって、しかも答えはボケたフリの連続、言い逃れや弁明は辻褄が合わない。
私はいつも自慢するように友人知人に恵まれて、穏やかな人生を送ってきたけれど、こんなに裏切られた思いは私の人生を根底からひっくり返す事件だった。そのために私は本当に寂しかった。その上、まだ会計の嘘が信じられないという人々の疑念の言葉も受け、心は沈みっぱなし、最後には体に異変が起きて耐え難いほどの倦怠感や体の痛みが続く。私の人生最大の暗黒時代だった。
その一方で存続するならメンバーの確保をしなければならないため、様々な人に声をかけた。まずお金がない、有能なプレーヤーを確保するための軍資金は使い込まれ、どこへいったかわからない。肝心な時期の通帳が提出されない。お金がなくてもそれでも声掛けはしないといけない。
しかし音楽に情熱を持つ優秀なプレーヤーが続々と参加表明をしてくれた。その方たちには感謝しかない。私の取り柄はおっちょこちょい、誰も言えないような恥ずかしいお願いを当たって砕けろとばかり試しにお願いしてみると、すべての方から参加の返事を頂戴した。そしてついに新しいアンサンブルが生まれ、存続後の第3回目の定期公演を果たすことができた。
会を追って状況は良くなり客席は大盛況。私の友人たちの助けもありがたい。メンバー確保の助力や会場に足を運んでくれる友人たちに助けられた。今ホッとしてようやく引退生活に没入できるようになった。明るい私が戻ってきた。すると、おかしなことにあれほど痛かった膝の痛みが消えた。心の闇が私の体に痛みとなって現れていたのだと思う。
そのうち女子会をしましょうと約束していた存続推進のメンバー5人。今日は天気もよく穏やかな花見日和。我が家の前の桜並木も私たちの苦労を知っていたのではないかしら。こんな仲間たちに出会えたのも、苦労が実ってアンサンブルの継続ができたのも、そして演奏の評判の良いことも、いままで聴いてくださったお客様、影で支えていただいた方たちのおかげです。本当にありがとうございました。
今日、私の渾身の料理はパエリア。メニューを決めて3日前に作ってみたけれどイマイチ。それを食べ終わるのに2日かかってもうパエリアはごめんなさい。でも献立を決めたのだから諦められない。そのためにAIさんに教えを乞うた。懇切丁寧にレシピと秘訣を伝授されて今朝、再度挑戦した。
メンバーが集まる時間ギリギリに出来上がった。なんと素敵に美味しい出来栄え。我ながらでかした。懐かしい友人たちの顔を見たらこんなにも嬉しく美味しいものかと感無量でした。
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