2013年11月17日日曜日

関東学院大学管弦楽部第9回定期演奏会

関東学院大学のオーケストラが発足したのが2003年、初めはシンフォニーが出来るのかしらと思えるような少人数だったのに、あっという間に大オーケストラとなった。
毎年のようにお手伝いに行っているが、今年はもう私たちの出る幕は無いのではと思える程のプルト数が揃っていた。
ファーストヴァイオリンが10プルト、私はエキストラだから最後列の10プルトに座ったが、指揮者は遙かかなた、大きな学生達が前に居るので小柄な安東先生は時々雲隠れ。
管楽器も良く吹いていたけれど、弦楽器も去年よりも一段と音程が良くなって、ハーモニーが出来るようになっている。
これは指導する先生達と生徒達の努力が実を結んだといえる。今日のプログラムは全部チャイコフスキーで、「白鳥の湖」から「ワルツ」「ピアノ協奏曲第1番」「交響曲第5番」アンコールは「くるみ割り人形」から「トレパック」
チャイコフスキーは曲も良く知られているし、オーケストレーションが上手いから管楽器も弦楽器も弾いていて愉しい。
学生やアマチュアオケはともするとマニアックな一部メンバーが小難しい曲を演奏したがるが、本当のところ、こういう選曲の方が賢いと思う。
演奏する方も聴く方も愉しいし、やたら難しい曲を未消化のままステージに出すのは聴いて下さる人達に失礼であると思う。
チャイコフスキーはその点非常に弾きやすく、人の心をとらえるツボを心得ている。
学生オケはメンバーが毎年入れ替わるので、1年生などは楽器の持ち方から始める人も多い。そんなわけで今年のプログラムは秀逸だったとも言える。
それにしてもこの学校の生徒達の礼儀正しさ、明るさには毎度感心させられる。
就職率が非常に高いと聞いて、さもありなんと思う。
4年生達は最後の定期演奏会を終えて涙をこぼしている。
ああ、青春だねえ。
















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