2013年11月4日月曜日

東北の秋

明日から高校の同窓会で平泉などをバスで旅行する予定なのだが、私は一足お先に一関に来てしまった。
それというのも今日、奥州市文化会館で新潟と奥州市のアマチュアチェリストたちの合同演奏会がある。
指導者は舘野英司さん。私の古い知り合いで、今年松原湖のコンサートでドボルザークのピアノ五重奏曲を一緒に演奏した。
そしてメンバーの中に私の教え子のkさんのご主人がいて、私が指導している弦楽アンサンブルのメンバーでもある。kさんも一緒にこちらに来ている。そんなわけで牛にひかれて・・・じゃないけど水沢江刺までのこのこ来てしまったというわけ。
前日kさんから東北は寒いですとメールがきたので、さあ大変。
荷物は前の日に送ってしまって、薄いダウンジャケットがスーツケースに入っているが、それでは駄目かなあ。
厚手のジャケットを取り出した。でも、これでは東北に着く前に汗びっしょりになりそうだ。寒かったら重ね着すればいいと思い、厚手のジャケットはおいていくことにした。
それで正解だった。到着した水沢江刺は上天気で、駅前はすでに紅葉した木々が迎えてくれたが暖かい。会場にはバスで向かう。
20名弱のメンバーだが、チェロのように大きな楽器だとかなりの存在感があるが、始まった時にはなにやら頼りなげな音がした。
これだけたくさんのチェロなのに、音はこれだけ?みたいな。
無理もない、いつも一緒に弾いているわけではなく、ほんの2日くらいの練習だったらしい。
ところが進むにつれてどんどん響きが充実してきた。
すごいすごい!小川が集合して大きな川になるように皆が一体となって、思わず涙ぐみそうになった。
東北がんばれ!楽天も優勝して東北はどんどん回復していく。
終わって皆さんとお別れして私は一人一関に向かった。
タクシーで水沢駅に行くと東北本線が事故で止まっていたので、すぐに新幹線の方に回ってもらった。乗車券だけで振替輸送をしてもらい一関に着いたのは夕方5時頃。
夕食を食べようと街に出てもお店はあまりなく、町は閑散としている。
震災のせいかまたは元々静かな町なのかはわからないが、ちょっとお酒が飲めて美味しい魚が食べられるようなところが中々みつからない。何回も駅前をぐるぐる回ってやっと見つけたのは静かな小料理屋さん。
ウニとサンマの刺身を頼んで熱燗を頼んだ。
やはり夜になると少し肌寒いので温かいお酒がすごくおいしい。
ご飯とイカ納豆、キムチ、お吸い物、ウフフ美味しそうでしょう?
本当においしかった。特にウニはたっぷりあって、750円!
サンマも東京ではこんな新鮮なものにはお目にかかれない。
しっかりとした身で味も濃い。これだから旅はやめられない。
明日から高校の同窓生と合流して中尊寺や毛越寺を巡ることになっている。大勢も良し、一人旅も良し。
















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