2013年11月1日金曜日

自転車こわい

「そんなことすると警察に捕まっちゃうよ」「なんで?」「無灯火はいけないんだからね」自転車に乗った母親と息子の会話。
そう言いながらおかあさんはスイスイと一時停止を停まらずに横切って、優先道路の自転車とあやうく接触するところだった。

先日自宅付近でのこと。
車を運転していたら、横道から目の前をかなりのスピードで自転車が飛び出してきた。
急ブレーキを踏んで停まったけれど、助手席に乗せてあった買い物が床にころがって惨憺たる有様となった。
にも関わらず前と後ろに子供を乗せたママチャリは平然と車の前を横切ろうとする。思わず怒鳴ってしまった。
「あなた、子供を殺す気!」
(私子供居るし~いそがしいし~だから~そちらが停まってくれるのはあたりまえじゃない)内心の声が聞こえる。
子供を乗せた自転車の無神経さ、殆ど信じられない。母親は時間に追われてというけれど、なんでも5分くらい余裕をみればいいことなのだから。
私は自分でも自転車に乗るが、車の運転もするので必ず交通法規は守る事にしている。
一時停止も左側通行も守る。無灯火は絶対しない。
これは前にも書いたけれど、数年前に飛び出し事故をもらってしまった。
私は広い道を自転車で走っていた。と、急に見通しの悪い細い路地から自転車が飛び出してきた。しかも大きな道に対して真横に出てきたものだから、私の自転車とぶつかることは必至。
そのとき私の脳みそはものすごい勢いで働いた。
ぶつかるまでのほんの一瞬で、後ろから車の来ないことを確認。だから私はどちらに倒れても大丈夫。
だけど前かごにある荷物がこわれないようにするには、左に倒れるっきゃ無い。
しかもこの自転車に真横からやられたらすっ飛んでしまう。
スピードを上げて前に出よう。
そして鈍いおばさんの乗った自転車は、私の自転車の後輪にぶつかって転倒した。
私は猫のように自転車だけ倒れて、無事に着地したので怪我はなかった。
その人は地面に転がって呻いていたけれど、情け容赦も無い私は「なんで飛び出すの。もし私が車だったらあなた死んでたわよ」ビシバシ叱責する。
動けないおばさんは私が起こした自転車につかまって立とうとする。自転車がぐらつくから立てるわけないじゃないの。
「危ないから端に寄って」と、ガミガミ言う。
ズルズル体を引きずっておばさんは端に寄り、情けない声で足が痛いというので、家を訊くと近所だという。
携帯で家族に電話して迎えにきてもらうことにした。
その人の飛び出してきた道路は人がすれ違うのがやっとと言うほどの狭い道で、大きな道に出る手前には止まれという文字と、靴跡の絵が描いてある小学校の通学路。
周りに家と大きな木があって、見通しが悪い。
そこをすごい勢いで飛び出すなんて、命知らずにも程がある。
「いいわね、迎えが来るまでじっとしていらしゃいね」言い捨てて返ってきたけれど、腹が立つ。
もし自分が車を運転していたらと思うとぞっとする。
特に子供を乗せたおかあさんが雨の日に傘を差して、携帯片手にかっ飛ばしているのを見ると、目が・・・になる。













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