日本橋の画廊で開催している「雪雀連」のアート展。当番で午前中画廊で待機。
一人お客様が見えて、入って来るなり私の絵を見て笑っている。
「あら、これ自画像ですって」
なぜ笑ったのかが知りたかったら見に来てください。
私は意図していた反応をもらって満足。
その方はもう1人のお当番Iさんのお知り合いだそうで、もう77才になるそうだがスタスタと元気に歩かれる。
聞けば護身術や水泳をたしなまれるとか。
特に水泳は50才ころから始めて、今でも毎週4日間くらいは泳いでいるそうで、お顔の色もつやつや。
生き生きと話す様は、少女の様な雰囲気を持っている。
護身術を習った時の話をきいた。
刃物を持った人が自分をめがけて来たら、相手の肩を見る。
刺す寸前に肩が動くからそれを見たら、相手の正面を外れて横を向く。すると刃物男は的が居なくなってしまうので勢いでたたらを踏むから、その後ろに回って相手の膝の後ろを蹴る。
膝関節を後ろから蹴られると転ぶ。
倒れた相手の腕に全体重をかけてのれば50㎏くらいの重さになるので、いくら力持ちでも手が上がらなくなるので、そこで刃物を蹴飛ばし助けを求める・・・
とこんな事を身振り手振りを交えて説明された。
こんな小柄で痩せた人が果してそんなに上手く出来るものかとは思うけれど、絶対ただでは済まさないという気迫があって、とても頼もしい。
私なら「にゃあ~」と言ってうずくまるか固まるかして、刺す対象を失った男が転んで怪我をする幸運を祈るしか無い。
その方が帰ってしまい、もう1人のお当番のIさんも急ぎの用事で居なくなってしまうと後は1人でお留守番。
退屈だから外を見ていたら表の看板を眺めている男性がいた。
精一杯可愛らしくクビを傾けてニコッと笑いかけたら、ギョッとしたらしくとっとと逃げられた。
若かりし頃ならこれで呼び込めたのに、交通違反して白バイに捕まっても許してもらえ、普通券でグリーン車に乗っていても叱られなかったのに・・・隣の席の人からコーヒーやミカンがもらえたのに・・・
さっきの男性はとって食われると思ったのだろう。
それにしてもヒマだな~
ごらんになりたい方は11月20日のnekotamaにご案内が載っていますのでどうぞ。
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