長野発の新幹線で東京駅まで戻ってきた。
出発前長野駅ホームで、立ち食い蕎麦を食べる。
今年から、自動券売機で食券を買うようになっていた。
外国人用に英語の表示も出るので、外国の子供達もお蕎麦を食べる事が出来る。
おとなしく並んで、出来上りを待っているのが可愛らしい。
自分の指定席に行くと、お隣はアメリカ人らしい男性2人。
私の席の前方の10数人は、中国からの旅行グループ。
最近志賀高原行のバスには外国人が沢山乗るので、いつも乗っているバスは増発しないとならない程の混雑ぶり。
なんでもニホンザルが温泉に入っている景色を見ようと押しかけてくるらしい。
youtubeなどで映像を見た人達が、世界からやってくるという。
サルが温泉に入ったって、そんなに面白いとはおもわないけれど、それが世界的にはとても珍しいことらしい。
長野から志賀高原に行く途中の神林温泉で、大勢の外人さんが下車する。
バス停から30分以上歩くと言うことなのに、中にはハイヒールを履いている女性がいたりする。
道は除雪されているとはいうものの、ずっと雪かきしているわけではないのだからハイヒールはないでしょうと思うけれど、こんなに雪深いところだと知らずに来ているのだろうか。
バスのドライバーも英語を話すようになった。
ゲレンデも韓国語や英語が飛び交っている。
中にはスキー講習会をやっている英語圏の人達がいて、子供が転んで起き上がれないと、厳しく「get up!」と叫んでいる。
子供のスキーは斜面に真っ直ぐに向いていて、あの状態ではぜったに起き上がるのは不可能だと思うのに、なんの説明もせずに立ち上がれと怒鳴っている。
子供が何とかして、自分で立ち上がるのを待っているようだ。
たとえ立ち上がれても、スキーを斜面の横向きにセットしなければ、そのまま滑り落ちてしまうのに。
日本人の子供の様に、手取り足取りしてもらえない。
帰りの新幹線に乗っていた中国人達はいかにも富裕層らしいのだが、体格が皆並外れて良い。
とても背が高く、手足も長く、しかも物怖じとか遠慮という言葉が辞書に無いらしい。
私の隣のアメリカ人らしい2人連れは、なんとなく気後れしているようで、世界の情勢も変わったものだと思った。
中国の春節で、中国人がどっと日本に押しかけて来ているようなので、暫く日本人はここは一体どこの国なのだろうと思いながら暮らすことになりそうだ。
それでも新幹線の中にゴミをまき散らすような振る舞いは無く、中国人もマナーを身につけてきたようだ。
私が最後に中国に行ったのは、5年ほど前。
その時乗った列車の通路はゴミの山で、御菓子の包み紙などは通路に捨てるものと決まっているようだった。
世界一高い所を走るので名高い青蔵鉄道も大層汚く、列車内はゴミだらけでトイレは汚物まみれだった。
トイレの後、水を流すことを知らない人が多いらしい。
大体誰もティッシュぺーパーなど持っていないから、私が自分の客室ベッドに置いたトイレットペーパーを黙って失敬してゆくので、タオルで隠してしまった。
日本から苦労して持って行ったのに、自分用がなくなってしまう。
これから世界を旅行する中国人が増えて、中国国内も綺麗になることを期待している。
それと食の安全と空気の清浄も、合わせてお願いしたい。
そうすれば私も、もう一度中国に行ってみたい。
なんせ、私は中国旅行が大好きなのだから。
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