2015年2月23日月曜日

ぎっくり腰

腰を痛めたのは何年ぶりかしら。
ここ10年ほどは全く腰痛にならなかった。
急になってしまって、歩くのがえらく辛い。
中国整体に行ったけれど、けっきょくあまりパッとせず、帰り道は亀さんの歩みで帰って来た。
途中色々なものにつかまって、一休み。
怖いのは信号を渡るとき、途中で赤になってしまわないかビクビクもの。
信号でお年寄りが、なんであんなにゆっくり渡るの?と言いたくなって、見ていても怖い時があるけれど、まさにその状態になった。

なぜこんなになったかというと、スキーではあまり筋肉痛にはならないけれど、リフトに乗るとき、坂道を登らなければならない事がある。
そう言うときでも皆さん元気だからさっさと登れるけれど、私は足腰が弱いから中々これが大変なのだ。
それでも後ろの人に悪いので、目一杯頑張るので、足腰に負担がかかり、それが疲労の元になる。

今回も非常に頑張ってしまった。
空いているゲレンデでレッスンをするので、お客さんが少ない。
リフトの順番がすぐに回ってくる。
グズグズすると悪いと思ってつい、目一杯早く進む。
主にスキーでの疲労はその事があるから。
滑るのは自重を利用するので力もいらないし、筋肉も殆どバランスを取るだけだから、さほどの運動量ではない。
ヴァイオリンを弾くのと同じ。
何時間でも弾くためには、力んではいられない。

私たちのように、プロスキーヤーでもなんでもない一般人のためのセオリーは、長い距離を楽に怪我をしないように滑るためだから、1日滑ってもほとんど筋肉痛は出ない。
ただ、今回は、いつも使っていないような筋肉を使ったらしいので、滑り方が変わったのかも知れない。
良いのか悪いのかは、結果を見ないと分からない。

このシーズンはもう一度レッスンを受けるつもりで居る。
その時には坂道を登るのも、マイペースで行くようにしよう。
なんでもそうだけど、自分の力量に合った運動量が大切。

志賀高原は素晴らしいスキー場で、スケールも大きく、広大なゲレンデの全部を滑るには、途中で上り坂のある通路をえっさえっさと上ることがよくある。
重たい靴で長いスキーを付けての登りは、脚力がないと本当に辛い。
それを辛いと思ったらやめればいいのに、そうはいかない。
やはり奥の方に行けば、面白いゲレンデと素敵な景色が待っている。
以前は朝早くホテルを出て、奥志賀まで往復、ホテルの階段が上れないほど疲れて爆睡なんて事もやっていたけれど、最近はそんな無茶はしない。
それでも最後の日には、遠出がしたくなる。

レッスンで痛めつけられた鬱憤を晴らすのは、思いっきり飛ばして爽快感を味わいたい。
個人的に行く時には、あちらこちらのゲレンデを回って滑る。
滑る事は一緒でも、ゲレンデ毎の味わいがあって、今日はモーツァルト、明日はブラームスみたいな違いがある。

特に私は先生からスピード狂と言われるくらい、スピード大好き。
先生の言うスピード狂とは、ちゃんとした運動をしないでかっ飛ばす、いい加減な滑りなのだけれど。
とにかく耳元で風音が裂け、雪を捉えて板がしなる、そんな状態がたまらない。
スピードが出ると、喜びが体中を巡る。
いい歳こいて、これではいつの日にか大人になれるわけはない。
一生涯子供で終るのは・・・ちょっと人としてどうなのかしらね。

とりあえず、腰痛をしっかり治さないといけない。
大人になるのはそれから考えよう。















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