2019年7月28日日曜日

夜中の山道

森の中で激しい雨音を聴いていた。
午前3時。
帰宅するなら早く出て高速の出口がこまないうちに通過したい。
コチャがトイレを済まさないと出られないと思っていたら、どうやらもう済んでいたようだから出発。

荷物を積み込むために外へ出たら、真の暗闇。
ランタンで照らす範囲の向こうの木立は、真っ暗闇。
でも森の中の暗闇は怖くない。
都会だったらさぞ怖いと思われるのに。

雨が激しく降るので躊躇したけれど、なに、ゆっくり走れば大丈夫と自分に言い聞かせて暗闇に突入。
森の中から白い着物を来た女性がザンバラ髪で手招きしていないかと、半分期待、半分恐れていたけれど、どうやらザンバラ女史はご就寝中。

何時も通い慣れた道がやけに狭く感じる。
少し霧も出ている様で、時々フッと道路の白線が見えなくなる。
それでも思ったほどのこともなく、高速にたどり着いた。

むりやりケージに閉じ込められてコチャは情けない声で鳴いている。
特にアップダウンの激しいカーブの多い山道は苦手のようだ。
高速でも速度が早くなるとわめき出す。
雨が激しいから、私にしてはゆっくりのつもりだけれど、自分が動かないで外の世界が動くということが彼女には許し難いことのようだ。

2時間ほどしか寝ていないので眠くなるかと思ったら、そんなこともなく無事帰宅した。
早朝の真っ暗な道を走りながら、先日の運転免許更新のときに受けたテストを思い出していた。
それによれば私の評価は夜間視力に問題ありと出たので、最近は夜はなるべく運転しないようにしていた。
けれど、今日の午前3時には視力にはなんの問題もなく良く見える。
毎日森の木をぼんやり見ていたお陰かも知れない。

そのテストを同時に並んで受けていたオッサンが、始まるやいなや「え、なんなのこれ」「どうするの」「光が見えるだけだけど」などとずっと喚いていた。
どうやらテストのやり方を聞いていなかったらしい。
あるいは、聞いていたけれど、理解できなかったのか。
あまりうるさいから思わず自分のテストを中断してしばらくオッサンが喚くのを見ていたら、その間にテストが進行して問題を見逃したことで結果はあまり良くなかった。
他のテストに比べて極端に低い得点だったから、問題ありとされた。

その後夜間にも時々運転するけれど、以前と比べて見えにくいこともあまりなく、今朝も視界は良好だった。
テストはその日のコンディションによるとも思えるので、良い点をとったから安心とも限らないけれど、悪いととても気になる。
今日は土砂降りだったから星が見えなかった。

次は晴れた日の早朝に走ってみよう。
他になにもない山の中なら、きっと満点の星が・・・・
くろぐろと浅間山が聳え、星が宝石を撒き散らしたように見えたら。
想像すると素晴らしいけれど、夜中に山道で独り、車から降りて空を眺めるのはずいぶん勇気がいる。
そのときにはきっと、白い着物のお姉さんが背後に・・・きゃあああああああああああああ











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