2019年12月25日水曜日

ケーキ・ラッシュ

ケーキがだぶついてきた。
一人暮らしで甘いもの食べるとすぐ太るから、滅多に食べないけれど、クリスマスといえばケーキでしょう。

先日は都内某所のマンションに夕飯をお呼ばれして、女3人でまったりと豚しゃぶ。
ネギ、豆腐、しいたけに豚肉などを黒酢と大根おろしで頂いた。
私が風邪気味であまり食欲が無いので、あっさりとしたものをというリクエストに応じての献立。
いつもお客さんの多いお宅の広いリビングで3人だから、普通の家にあったら大きすぎるテーブルも小さく見える。
それぞれ体調に問題を抱えているから、アルコールなしの家庭的な食事になった。
そしてデザートはクリスマスの季節に付き物のシュトーレン。
ここの家主さんのお友達のお手製だそうで。

ドイツのごっついシュトーレンは皮も中身も固めだけれど、これを作った人はそれを一層洗練させてというか美味しくアレンジして、甘さ控え目でサクサクとした食感でいくらでも食べられそうなのが危険極まる。
薄く切ってホイップクリームをかけて出されると、ついおかわり!と言いたくなる。
今回は風邪のおかげで今ひとつ食い意地が鈍化していたのに、2枚食べた。
薄く切ると大食いしないと思うかもしれないけれど、これは逆で、もう少しもう少しと際限なく食べて、気がつくとまるごと食べてしまったということになりかねない。
すでに記憶力も抑制力も弱くなっているから。
「あなた、もう3枚目ですよ」「え、私?まだ食べていませんよ」「いえね、あなたが3枚目だと言ったんですよ」「なにお~!」てな具合に。
ケーキの入る別腹はもたれないようになっている。

昨日はルースさんの作ったイギリスのクリスマスケーキを頂いた。
彼女は歯の治療の真っ最中。
せっかく作ったのに自分は食べられないと、渋面。
なんだか目の周りが腫れているようで、せっかくのこの季節に美味しいものが食べられないのは、そりゃあ悲劇だわ。
こちらは果物がたくさん入ったしっとりしたケーキ。
マジパンが上にかかっているので、本当に甘い。
それを包装紙の隙間からちょっとずつちぎって試食。
これはシュトーレンよりもカロリー高めで、もっと危険。
一気に全部食べてしまったほうが良いかもしれない。

今日は、毎月同じ日時に同じ美容室に通う友人と一緒に食べる、今年最後のランチ。
五反田の駅近く、そのへんは食べ物屋さんだらけなのに、あまり美味しいものにありつけない。
私はここ数日鍋焼きうどんに憧れている。
寒いときは鍋焼き、名古屋で食べた味噌煮込みうどんなどが頭に浮かぶ。
今日はぜひ、うどん屋さんでランチといきたいけれど、相棒がなんというか。

そして、家にはもう一つシュトーレンがある。
シュトーレンは長持ちするケーキだから、あと2ヶ月くらいは持ちこたえると思うけれど、なかなか一人では食べ切れない。
かと言って、他の人にはあげたくない。
突然ケチになる。
チョコレートの大きな箱が手つかずになっている。
これも食べてはいけないという警告音が脳内に鳴り響いているのに、誰かにあげるという選択肢はない。
毎日一つずつ、食べすぎないようにと思う。
これだけの大きさなら1ヶ月は保つという計算。
しかし、人生計算通りにいかないもので、あら?と思った頃に箱は空っぽ。
せいぜい、2週間?保つかなあ。

私には甘い餌は与えないでくださいとここで宣言!
でもその2行下には
甘いものには目がありませんと、書いてある顔が。

今年も暮れる。
元生徒たちからお誘いが来る。
そうねどこへ行きましょうか?考慮中。
便箋にびっしりときれいな字で手紙をいただく。
こういうの苦手。
なぜなら私は悪筆で返事が出せない。
でも、少しでも私のことを気にかけてくれる人がいるのは嬉しい。
孤独なクリスマスと思いきや、なかなか華やかな・・いや、鼻やかな、風邪の後遺症で鼻がグズグズなので。


























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