2010年4月9日金曜日

ホームコンサート

コンサートといっても聴き手は自分たちだけ。ピアニストの勉強会を、毎月それぞれの家を回りもちで開く。声をかけられて、参加。学生時代から優等生グループだった3人。ヴァイオリンは私だけ。私は学生時代落ちこぼれで、先生の悩みの種だったから恐れ多いのだが、なぜか、よく誘われる。この3人の内の一人は母親の介護の真っ最中。もう一人はご主人が具合が悪い。それなのに、よくこの年で勉強すること。
私などは昨日小淵沢で遊びほうけていたので、全く楽器にさわっていないのに、ノコノコ出席。でも、どんな形であっても真剣に弾くのを見ていると、だんだん、申し訳なくなって、柄にも無く、本気になってしまう。弾く前にそれぞれ言い訳。どんな理由でさらえなかったか、どこが難しくて指が回らないか、など泣きが入る。聴き手のほうは、ゆっくり部分練習をしろとか、曲が長すぎるとか、もっと弾けとか勝手なことを言い合う。これも同級生だから、言えること。
ショパンのエチュードから始まって、ドビュッシー、シューベルト、ベートーヴェン、こんなに間近で聴けるなんて、贅沢だなあ。今度はバッハの無伴奏をの声に、思わず「じゃあイザイのバラードを弾く」と言ってしまい、ちょっと、後悔している。でも、ピアノ弾きがあの曲を細部まで知っているとは思えないので、そこが、救いかな。

小淵沢

このところ雨や寒い日が続いていた。だが、仕事仲間のようこさんと小淵沢に行こうと約束していた今日は(もう0時過ぎたので昨日)、見事に晴れ渡り無風。中央道を甲府に近ずき坂を下ると、青空の下、一面の桃の花。行く手にはまだ頂に雪を残している、八ヶ岳。いつきても、感激する景色だが、今日みたいに美しいのは、初めて。これを桃源郷というのかしら、と言いながら走る。自宅から3時間。全く疲れない。まず、八ヶ岳ロングライディングに寄る。オーナーの高鳥さんがいつものように、飄々と迎えてくれる。しばらく、馬さんたちと交流してから、車で近辺を走り回ることになった。これは、ある諜報機関からの密令。「小淵沢のお勧めスポットをさがせ。」   最近小淵沢にお店を出したゆきちゃんの協力も得て、3人でお昼を食べたり、お土産を買ったり・・・ ゆきちゃんは去年の秋ごろお店を出したばかりなのに、もう、すっかり住人となって、あちらでもこちらでも、楽しそうに交流している。又、ここの土地柄は、新しい人をすんなり受け入れる広い度量があるという。澄み切った大気と芸術家の多さが、独特の雰囲気だし、馬が多いのも、馬好きにはたまらない。あそこも、ここもと言いながら、ついに長野県側の原村まで行って、すっかり楽しみまくって、帰ってきました。前からここに住みたいという願いはいつになるかわからないけれど、いつも、たいていの願いはかなうので、そのうち、八ヶ岳付近で大きな顔して、昼寝しているトラデブ野良猫を見かけたら、私だと思ってください。

2010年4月7日水曜日

免許証更新 腹の立つこと

半年ほど前、時間で変わる一方通行を逆走して、つかまった。スーパーマーケットにダイレクトに入れる道を探しながら行ったので、あ、ここ、と思ったときにはもうハンドルを切っていた。確かめる暇も無く。いわゆる、進入禁止の赤い標識ではなかったので、見落とした。ほんの数メートル。時間で一通変えないで、固定してくれればいいのに。そのへんは、道がいっぱいあるのに。そこだけ、そうなっている。なぜ?        その前から後ろをつけてくる白いカブに気が付いていたけれど、まさかねえ。つかまえるとは。なぜ、入ろうとしたときに注意しないのか。犯罪防止がお役目じゃないの。裏金作りの資金かせぎ?。評判悪い神奈川県警さん。ちゃんとしたことに罰金を使うならいいけど、自分たちの飲食に使うのはゆるせない。
そして、もっと気持ち悪いことに、切符を切られてから買い物をして、その間ずーっと待っていたらしい事。スーパーを出て、すぐに郵便局に行って、罰金払って出てきたら、同じ警官が郵便局の外でこちらを見ていた。なんのため?気持ちわるーい。今日は免許の更新で、違反をした人たちの講習会。本当に罰金は正しくつかいましょうね。神奈川県警さん。何度も言いたい。あなたたちのお金ではないのよ。

2010年4月6日火曜日

雪雀連(せつじゃんれん)

お花見のメンバーはスキー仲間の雪雀連の連中。スキーは口実で、麻雀主流の時もあったけれど、最近はまじめにスキーにいそしんでいる。会長は山田さん、その傘下に集まる人たちの多彩なこと。ピアノ調律士、人形作家、絵本作家、化学者、劇場関係者、ピアニスト、ヴァイオリニスト、映画制作者、アニメ映画会社のオーナー、等。自由気儘な人たちなのに、いったん集まると、和気藹々、決して仕事や家庭のグチはこぼさない。それぞれ波乱万丈な人生だと思うのに、激しさは内に秘めて、穏やかに、にこやかに、みごとな大人たち。毎年の遊びのスケジュールは山田会長から送られてくる。お正月の天元台、指導者をお迎えして、レヴェルアップのための講習会。この毎年お迎えする先生が、稀代の変わり者。要するに雪雀会ぴったり。志賀高原で年2回行われる。
春スキーは今年は天元台、場所はその年の雪の条件で、変わることもある。そして、以前は5月の連休に八幡平、夏は軽井沢でサマーキャンプ。夏の終わりにニュージーランド。秋は紅葉狩り、暮れに忘年会コンサート、初すべりが志賀高原、これに山田会長はすべて参加。私たちはそんなに行ったら破産してしまうのに。おん年70歳を軽く飛び越えて80歳にもあと数年というのに、ゲレンデでも軽々とすべる。脱力しているから、そんなに早そうに見えないのに、いざ、後ろに付くと、これが、えらい速さ。怪物です。スキーから帰ると反省会と称して、一席もうけるのが恒例。あきれた人たちです。

2010年4月5日月曜日

誕生日とお花見

大しておめでたくもなくなったが、渋谷の音楽教室に出勤したとたん、「先生お誕生日おめでとうございます」と、校長先生から祝福のお言葉。自分でも忘れていたので、うれしいやら、びっくりやら。
ステキなピンクの桜のケーキが用意してあって、その場にいた生徒さんや、事務の方たちと美味しく頂く。たまたま、今日から入門の女性が目を丸くして、なんて、行き届いたところなの、と感心してくれる。そう、この教室は始めた時の理想は、大人のためのオアシスとなるような教室をつくりたい、ということでした。ほぼ、そのとおりに運営されてきたので、なんと、ここで教えて早や16年。時々はちょっともめることもあったけれど、私の人生の終着駅になるかなと思っている。そして、今日(24時過ぎたので昨日)は我が家恒例の大花見大会。毎年この時期、開花時期と天気が気になる。今年は花曇で寒いけれど、辛うじて雨も降らず、花はドンぴしゃりの満開。20名ほど集まって、スキーの話、音楽の話、はては歌う人が出てきて盛り上がる。毎年続けるのは、正直言ってつらいこともあった。仕事が忙しく、買い物も、用意する暇もなく、終わってから後片付けをしていると、午前2時を過ぎてしまい、次の日の早い仕事の時は、泣きたくなることもあったけれど、毎年楽しみに来てくれる人がいるというのは、どれだけ幸せなことか。うれしそうに帰る姿を見ると、又来年も会いたいと心から思う。明日はピアノの友人と音合わせ。たぶん、スカスカの音になるでしょう。

2010年4月2日金曜日

ドボルザーク劇場で赤っ恥

プラハでレーピンを聴いた時のこと。会場に着くと、なぜか、仲間と離れてしまった。自分の席を捜すと、その番号には老夫婦がちゃっかりと座っているではないか。あちらの方たちは、奥の席の人が遅れてきても、ちゃんと一々立ち上がって、通してくれる。それで、私がその奥の席に行こうとした時も、一斉に立ち上がってくれた。そして、老夫婦と会話。「そこは私の席です。ほら、番号があっているでしょう?」 隣の人も加勢してくれて、「ここはあなたの席だ」と言ってくれた。ご夫婦は立ち上がり、又皆立ち上がって、彼らを通した。やれやれ、席に落ち着いて見ると、なぜだか、私の連れたちが向かいのテラス席にいる。あら、なぜ、私一人が離れた席なの?     しばらくすると、さっきのご夫婦が会場の人を連れて戻ってきた。又、一斉に他の人を立ち上がらせ、私の席まで来ると、「あなたの席は向こうです」といって、テラス席を指差す。なるほど、チケットにはその旨印刷してあった。その人と私が退場するとき、又一斉に人々は立ち上がり、又本来の席の所有者が入っていく時に、又立ち上がり、さて、何回立ったでしょうか?  やっと、自分の席に収まって向かいを見ると、さっきの老夫婦もこちらを見ている。手を振ると笑いながら手を振り返してくれた。どうしたの?と皆に聞かれ、顛末を話すと、思いっきり笑われた。

2010年4月1日木曜日

ワディム レーピン リサイタル

サントリーホール、強い風が吹き荒れる、4月1日。ヤナーチェックのソナタから開始。始めのうちは響きが中々つかめず、聴くほうも、集中できない。しかし、豊かな音にぐんぐんと引き込まれてゆく。
これが、デルジェスの音なのか。なんと形容するのだろうか。官能に直接入り込む?とでも?ゾクリとする。ブラームスはあまり深刻でなく、スマートなブラームス。圧巻はR.シュトラウスのソナタ。
私がここ数年で一番良く勉強した曲なので、期待も大きかった。第1楽章で思いがけない音はずし。だけど、それがなんなのだ。息もつかせない終楽章。お見事。 
彼の演奏を聴くのは10年ぶり?プラハのドヴォルザーク劇場 これも天才の誉れたかい、ピアニストのキーシンとの共演だった。二人ともまだ青年で、若々しい力漲る好演でした。それから、年月が経って、今や、貫禄がついた堂々たるヴァイオリニストとして、私たちの前に現れた。共演者はゴランというリトアニアのピアニスト。これが又素晴らしい腕前。シュトラウスの終楽章のあの難所を難なくクリア。本当にまいった、まいりました。あの人が弾いているのがヴァイオリンなら、私はなんと言う楽器を弾いているのだろう?って時々思います。   終演後余韻を楽しみながら、桜の下を散歩。同じ合奏団の仲間で、亡くなったコントラバスの富永さん。この桜の時期、彼と一緒に食事をして、サントリーホールの裏のキハチでお茶を飲んだっけ。そんな思い出話しをしながら、仲間たちとそぞろ歩き。 大事な友人を失って悲しかった思いが、桜を一層きれいに見せているようです。