2011年6月7日火曜日

まつ毛のエクステ

今日はヴィオラのFUMIKOさんとデュオの練習をする日。お昼ご飯を食べてから始めようというので、駅で待ち合わせた。辛くておいしいカレーが食べたいというので、インド人がやっているお店に案内することにした。彼女が駅に現れた時、ふといつもと何か違うと思った。なんだろう。目の隅からじろじろ眺める。新しい靴、グレーのハイヒール、ステキ、また買ったのね。短めのパンツにデニムのジャケット、相変わらずおしゃれ。でも、服装はいつもファッショナブルで決まっている。それよりも顔、目元が涼しげ。なにかいいことがあったのかしら。  カレー屋さんはメインの通りからちょっと横に入ったところにあるのに、いつもお昼時は超満員。運よく席がとれて、大きなナンと辛いカレーに満足して我が家に向かった。今日の練習はヘンデルのパッサカリア、シャコンヌ、そのほかいろいろ、次々にためし弾きをしていった。夢中で何曲か終わると小休止をしましょうか。そこでやっと気がついた。あら、もしかしてまつ毛のエクステした?きゃー、先を越されてしまった。どおりで目元が華やいでいると思った。私は子供の頃から目の大きさに比べてまつ毛が短いのが不満だった。先日エステに行ってまつ毛のエクステをしたいと言ったら、それよりもアイラインを入れませんか、と言われて今一本目のライン引きが終わったところ。これから日を置きながら、2本、3本と入れていく。でも、カールしたふさふさまつ毛は私の夢。今、全くのノーメイクで化粧水すら使わない日々。物足りない。やはり女性のお化粧は本能かもしれない。ラインがおわったら、ふさふさまつ毛にしよう。演奏よりもおしゃれに気が向いた、けしからぬヴァイオリン弾きでした。

2011年6月6日月曜日

松本コンサート同窓会

少し前に投稿した松本でのコンサートの思い出。参加した人たちのほとんどが「あんなに楽しかったことはない」というくらい皆の心に残っているようだ。当時のコンサートミストレスの北川靖子さんから、昨日深夜に電話がかかってきた。彼女は今月14日に東京文化会館小ホールで、お姉さんの北川暁子さんとのジョイントリサイタルを予定している。しばらく話をした。その時の指揮者でソリストだった外山滋さんも、もう一度あのメンバーで演奏したいと言っておられるとか。外山さんは天才ヴァイオリニストとして史上最年少でN響のコンサートマスターになられ、その後東京芸大で教えていらっしゃったけれど、突然耳の疾患にみまわれて失意のリタイアから復活された。松本のコンサートはその復活の初期の頃で、ご本人も痛々しいばかり心が痛んでおられるのが手にとるように感じられた。ご病気前のはつらつとしたお元気な様子を見ていただけに、なおさらどんなに辛い思いをなさったことだろうかと慮ってはいたけれど、メンバーは皆陽気な人ばかり。毎日が笑いの連続で、外山さんもそれにずいぶん救われたと思う。驚いたことにヴァイオリンの演奏もより確実になっておられた。以前は腕にまかせて軽々と弾き飛ばされていたようなところも正確さを増して音程も安定し、底力を見せつけられた。ただ楽しかっただけではなく、外山さんを中心に真剣に演奏に取り組んだそのことが今でも私たちを結びつけていて、北川さんのコンサートが終わったら同窓会をしようと只今計画中。ところがあの時のメンバーは誰でしたっけ、あの人がいたでしょう?いなかったわよ。それじゃ誰がいたっけ?顔は思い出すのに名前がでない・・・ほら、あのお父さんと二人暮らしだった、ほら、あの人、え、誰?  途中であきらめて、北川姉妹のコンサートの成功を祈って電話を切った。

2011年6月5日日曜日

マンドリンコンサート

NHKで仕事をしていた頃親しくして頂いていたマンドリンの早苗さん。ご主人は作曲家の髙島先生。毎年6月の最初の日曜日に日本青年館でマンドリンアンサンブルのコンサートが開かれる。早苗さんとは旅の仕事の時には、いつもおいしいものを食べに連れて行ってもらい、あくる日は体重が1キロくらいは増えているお付き合い。時には髙嶋先生とご子息のKANTAと一緒になる。ご子息と丁寧に言った割にはKANTAとよびすても変だけど。かんた君にしておこう。お母さんもいつもは早苗ちゃんと呼んでいる。変わった一家で、というと「あんたに(だけは)言われたくない」と返ってきそうだけど、髙島先生は山本直純さんのお弟子さん。ドリフターズの音楽を担当していて、幼稚園児の格好をして出てきたり、それが実によく似合うような、かわいいお顔。今は素敵なロマンスグレーだけど。早苗さんはすごいお嬢様で、なにやら超有力者や超有名歌手などとお友達。かんたくんは京都大学、東大大学院で哲学?なんだかしらないけれど、音楽ではない学問を究めたにも関わらず、音楽の道に入ってしまったという変わり種。もっとも両親が音楽やっていて影響されないはずはないか。でもその妹さんは地道に「まっとうな」お勤めをしている。音楽をやっているお3人はNHKの「BSにっぽんの歌」という番組でよく一緒に仕事をさせていただいた。このお父さんと息子さんがとても仲が良い。大体父と息子はあまり仲が良くないのが一般的だけど、この二人は一緒にいると、お互いにすごく嬉しそうで話がはずむ。むしろお母さんのほうが、あっさりと私たちと一緒にいることが多いくらい。一緒にコンサートが開ける幸せな一家で、今日も3人ステージで楽しそうに演奏していた。髙島先生が編曲指揮、早苗さんがマンドーラというマンドリンより少し大きい楽器、かんたは何でも屋さんで、その時々で様々な楽器を弾いている。いいなあ、こういうのは。

あはは

http://youtu.be/upry-daUvoU

2011年6月4日土曜日

地デジ化終了

うちは小さな集合住宅、3世帯がひっそりと暮らしている。以前にも書いたが、テレビの地デジ化にあたまを悩ましてきた。強欲な不動産屋が地デジ化の工事について高額の工事費を吹っかけてきた。その額なんと50万円。なぜかというと3階建てで屋上がないから、アンテナを屋根にたてるのに、足場をくまなければいけないからという理由で。なにもわからない私はもうパニック状態。なんでそんな高額の工事費を払わなければいけないのか。そこでいつものミスターパソコンに助けを求めた。そして先日まず手始めに私のうちのベランダにアンテナを設置。見事に地デジ化成功。そして3階の店子さんのところも今日全部完了。電気工事専門でもないのに、むしろアンテナの設計開発に携わってきたエンジニアなのに、文字通り真っ黒になって働いてくださった。ありがたくて後光がさして見えるけれど、うちがものすごく汚れているので本当に真っ黒になってしまった。コードを通すので冷蔵庫の後ろをあけたとたん、うわー、きったない!と、絶叫が聞こえてきた。それに、くさーい。動物の臭いだ。とまた絶叫。飛んで行ってみると、なるほど、冷蔵庫の裏なんて見たこともなかったけれど、埃とねこの毛と、ねこが爪を研いで剥がれ落ちた壁紙が混然一体となって固まって、見るだにおぞましい。これが以前排水溝につまって逆流したもとになった、あの埃。先日やり残した配線にカバーを取り付けて、めでたく終了。アンテナ工事だけでなくお掃除もついでに手伝ってもらって、今部屋がなんとなくきれいになった。結構気持ちが良いものだから、今年は少しお掃除に目覚めようと思う。一度専門のお掃除屋さんに入ってもらおう。いままではあまりにもちらかっているから、そういう人に来てもらうのも恥ずかしいと思っていたけれど、こんなにほかの人に迷惑をかけるようなら、恥ずかしいなんて言っていられない。一か所きれいになると、ほかが気になってくる。今年は家にものすごくお金がかかって、もうこれ以上は無理となっても、お金は使うべきときに使わないと、くさってしまうような気がする。よく私の母が言っていた。お金は使うためにあるのよ。

わお!

先日来まともに入れなくなっていたnekotamaに、いつの間にかすんなり入れるように画面が整備されていた。これは、これは。私の保護者のしわざだな。すっかり複雑な状態になってしまっていたので、多少投稿意欲が薄れていたのが、また張り切ってできそう。しかしこれは保護過剰。スポイルされているなあ。だからと言って保護してもらわないと、手も足も出ない。エキスパートが保護者でいてくれるという、又とない幸運を頂いていることに感謝しなければ。さて、そんなわけで昨日は月例「弾く会」荻窪の素晴らしい調度品、骨董品に囲まれたお宅に集まった。みなさん本番を終えたり、これから本番を控えていたり、相変わらず活躍している。今や私が一番のんびりしているかもしれない。ショパンのエチュード3曲、ベートーヴェンの後期のソナタ、バッハと続き、それに私がベートーヴェンの4番のソナタ。このソナタは小さくまとまっているが、内容的にはなかなかの充実。今、ベートーヴェンを続けて弾いている。震災以来心も震え続けてきたけれど、その事が思いもかけず音楽に反映されてきた。聞くことも弾くこともより真剣になったと思う。音の一つ一つがいとおしくて、生きていること、生かされていることに感謝。悲しみや喜びがもっと深く感じられるようになった。今私は、全生涯のなかで一番幸せな時期ではないかと思われる。まだ楽器が弾ける、聴くことも弾くことも、以前より深くなってきた。本当に自分の手に合う弓も手に入れることができた。楽器と弓の相性が良いので、ほしいと思う音を出してくれる。「弾く会」のメンバーもいよいよ輝きを増して、それぞれ肉親の介護に追われながらも、意欲がおとろえていない。こんなグループに入れてもらえたことも幸せの一つ。うかうかしていて「やる気のない人はだめねえ」といわれないように、ヨロヨロお後に付いていきますから、これからもよろしく。

2011年6月2日木曜日

なんでこの時期に

自民党の谷垣総裁が国会で管総理に迫っている。あなたが辞めればすべてうまくいく、みたいに。では、谷垣さんあなたならできるの?この未曾有の大災害の後始末を最優先にしなければならない時期に、なんだってちまちまと椅子取り合戦をしているのか。総理なんていまのところ誰だっていいから、とにかく原発事故をきちんと収束させ、被災者救済にあたるべき時に。このどさくさにつけこんで政権交代を図ろうとする日本の政治家のなんとスケールの小さいことか。でもそれは日本国民がこのような人たちを選んだということで、民意の低さを見せつけられているような気がする。本当に情けなくて泣けてくる。政治家は誰一人被災者のことなんか考えていないのではと、疑ってしまう。いつも不思議に思うのは、例えば、裁判で有罪判決を受けたような人が次の選挙で返り咲くこと。私なら二度と票は入れないと思う。反省すればいいってものじゃない。政治家たる者、絶対に高潔でいてほしい。たとえ、その時期だけでもいいから。品格のない政治家を頂点に頂いては、世界中のひとから日本人の品性を疑われる。実際そうなのかもしれない。選ぶ側の私たちがしっかりしないとだめ。選挙結果を見て毎回、またこの人が選ばれて・・とため息をつくような人が当選している。結婚式でよく言われるスピーチに「結婚前は両目で、結婚してからは片目でおたがいに見るように」というのがあるけれど、選挙前も選挙後も両目、両耳でしっかりとみていきたい。最近、悲憤慷慨の毎日。国民よ、怒れ!ゴマメの歯ぎしり、聞こえるかしら。キリキリキリキリ・・・etc.