2014年10月24日金曜日

荷造り

今日からの八ヶ岳音楽祭のための荷造りは、2日ほど前に始めた。
切羽詰まってから荷造りすると、必要な物が入っていなかったり、ソックスだらけだったりロクなことはない。
すっかり準備万端と思って安心していたら、いきなりこの寒さ。
今日からはまた暖かくなるそうだけれど、高原だから元々気温は低い。
それに加えて、昨日教室に行ったら、八ヶ岳の別荘から帰ってきたばかりの生徒が「すごく寒いですよ。薪ストーブガンガン炊いていました」なんて言うものだから家に帰ってから中身を点検すると、寒さ対策はあまりしていない。
あわてて、セーター、カーディガンなど厚手の物を押し込む。
夜中の天気予報では明日は気温がとても高くなると言うので、又セーターを引っ張り出して、薄手のシャツを入れる。
すっかり疲れてしまった。
毎年この音楽祭に参加していて、こんなに泡食うことはなかったのにと考えたら、去年は今年よりも1週間早かったのだ。
だからさほど気温も下がらなかった。

この時期の寒暖の差はけっこう激しい。
雨が降れば寒いし、晴れればまだ日差しはきつい。
今スーツケースの中身はグチャグチャで、暑いのか寒いのかハッキリして欲しい。
頭の中もグチャグチャ。

今から20年ほど前にモンゴルに行ったとき、ツアーの同行者にすごく無口な変わり者のおにいさんがいた。
私からは変わり者などと、言われたくはないと思うけれど。
その人に何か借り物に行った人がいて、すっかり感心して帰って来た。
何々を貸して欲しいと言ったら、即座に荷物の中から取りだしたそうだ。
私だったら、中身をひっくり返して大騒ぎするところだけど。
そして荷物を覗いたら、一目でなにがどこにあるかわかる様になっていたらしい。

そういう人は、頭の中も整然としているのだと思う。
生まれつき出来が違うと思えば仕方がないけれど、今回私だってとても上手く荷造りが出来たと、自分を褒めていたのに。
気温の変化がこれほどだとは思っていなくて、その辺が甘かったと言える。
長年読みの甘い人生を送ってきた。

先ほどのお兄さんはそんなに几帳面なのに、モンゴル人のツアーガイドの家に招待されて行った時のこと、靴のひもを結ばないでだらしなく引きずって歩いていた。
それを見つけた私に「靴のひもをちゃんと結びなさい。踏んづけたら転ぶでしょう。階段で落ちてもしらないから」などと罵倒されたのだから、人はそれぞれ几帳面なところが違う。
私は靴紐はいつもキュッと締まっていないと気がすまない。


















0 件のコメント:

コメントを投稿