2017年4月3日月曜日

ヘロヘロ

家の駐車場部分の塗装やリフォーム工事を終えて、すぐに「古典」の定期演奏会。
そして今日はお花見。
イベントが続くとさすがに疲れがたまってくる。
今回の「古典」の定期は、自分のソロがなくて楽だったかと訊かれれば、楽ではなかった。
協奏曲の伴奏が続くと、思い切り音は出せないし気は遣うしで、とても緊張する。

特にチェンバロ協奏曲はソロ楽器の音量が大変小さいので、常に音を抑えている。
その結果、筋肉が緊張してしまう。
小さい音を出すのは大きい音を出す時よりも、ずっと緊張する。
相変わらずお客さんは沢山来てくださったけれど、曜日が普段の木曜日ではなかったので来られない人もいて、終演後の食事会参加者はいつもより少なく、少し寂しい思いをした。
上野駅の公園口改札に隣接したレストランで仲間たちと食事をするのだけれど、毎回そこの一番大きなテーブルを占拠する。
いつもはそのテーブルに仲間たちがほぼ隙間なく座る。
ところが今回はそのテーブルが大きすぎるように見えた。
一人は先日のスキーで捻挫して、後の二人は引っ越しで、他は仕事やお葬式でといった具合で、今回は6人も少なかった。
私だけのお客さんで6人だから、これは大きい。

今日は毎年恒例のお花見。
我が家が会場になって、花を愛でながらの飲み会。
2階の窓から見下ろすと、眼下に桜並木がずっと先まで続く。
ここ数年、満開を外したことがなく、今年の予想は今日が満開日。
予想を聞いた時には「してやったり!」と思ったけれど、なんとここ二日、寒い日が続いてようやく5分咲きほど。
今回は突然の病欠が出たりして、これまたいつもよりも人数が少ない。

しかし、お料理の方はテーブルに溢れんばかりに集まって、食べきれないほど。
皆が若い頃には帰りの時間などは気にしなかった。
終電が出てからタクシーで帰ったりしていたけれど、最近は午後の10時半ころには皆さん帰ってしまう。
こちらも朝から準備に追われて疲れて、途中で眠くなる。
仕方のないことだけれど、溢れんばかりのエネルギーを持て余していたころが、少し懐かしい。
すべてが減衰して、人生の黄昏に入っていく。
と、いつもに似合わない感傷にふけっていたけれど、今年も北軽井沢での音楽会のプランが浮かんできた。
まだ楽しみは残っていた。

その前に6月にベートーヴェンの「クロイツェルソナタ」を弾く。
先日初めてのピアノ合わせをして、少し目鼻がついたけれど、この曲は一筋縄ではいかないので、ずっと緊張している。
特に出だしの4小節が、この曲の最大の難所だから大変怖い。
ヴァイオリンの独奏で、堂々とした響きを出さないといけない。
とても緊張するところなのだ。
ただでさえ、コンサートの初っ端の音は固くなるのに。

家のリフォームも工事の人が窓の外に見えたりするので、なんとなく気がやすまらない。
と言うわけで只今私、疲れています。
食べ過ぎ飲みすぎもあって、体調もいまいち。
これから私の嫌いな夏がやってくるし。ブツブツブツブツ・・・・

北軽井沢の住人たちと話した結果、4月の最後の週あたりからあちらに逗留の予定となった。
彼らは連休明けまで北軽にいて、そのあとは入れ替わりに追分の住人が来るので、追分に泊まりにおいでと言われる。
その前の4月の半ばには、奈良の人から奈良においでと誘われているから、さあ大変。
すると私はいつ自宅にいるのかしら。
猫がかわいそうだから、少しは家にいないとなあ。

とにかくクロイツェルソナタ、頑張ります・・・でも、ちょっと疲れている。
本当にエネルギーが弱くなってチャージ切れ寸前。
ピッピッと電子音を出して、誰かに充電してもらいたい。


































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