2015年1月6日火曜日

合わせ初め

4日間の山ごもりが終って、さあ、現実に逆戻り。
帰って来てから年賀状を書いたり、大掃除もしていないので少しだけ掃除をしたり、未払いのワイン料金を振り込んだり(すでに飲んでしまっている)等々の雑用山積なのに、今日から練習が始まる。
昨日午後帰宅、さっそくヴァイオリンを隠れ家から引っ張り出してこすってみたら、あらまあ、妙にうら悲しい音がする。
寒い暗いクローゼットの中で、お正月というのに弾いてもらえず、悲しい思いをしていた私のヴァイオリン。
毎年の事とは言え、こういう持ち主に出会ったのが運の尽き、次の持ち主が良いヴァイオリニストであることを切に願っている。

今回のスキーは好天と雪に恵まれて、新しいホテルのスタッフたちともすっかりなじんで、しかも食事は以前のシェフが残ってくれていたので、変わらず美味しい。
世代が変わって若い女性が2人、男性が2人、オーナー夫妻、料理担当の馴染み深いスタッフと少人数ながらホテル自体が小さいので十分手が足りている。
送迎も頻繁にしてもらえるし、私たちは古くからの馴染み客ということで非常に大切にしてもらえるから、以前と変わらず居心地は良い。
志賀高原はパウダースノウの素晴らしいスキー場でもあるけれど、四季折々の自然の自然が素晴らしいそうだ。
「そうだ」と言うのは冬しか行ったことがなく、オーナーの奥さんが「新緑の時は、それはもう綺麗なんですよ」と言う顔をみていたら、夢見るような表情で、それがどれほど美しいかが想像できる。
この次は雪のないときに行ってみようと思う。

新緑、夏は蛍が飛び交う、秋は全山燃えるような紅葉。
ため息が出そうな自然の美しさは、そこに住んでいる人でも魅了されてやまないらしい。
今年こそ蛍を見に行こう。

さて今日は「兵士の物語」のピアノとだけの合わせ。
クラリネットさんには隠れて、陰の練習をする。
ヴァイオリンとピアノで延々と弾く場所があって、そこだけ合わせましょうという約束を去年の内にしておいた。
その場所でスッタモンダしている間クラリネットは忍の一字、いつも固まっているから気の毒なので。

しかしヴァイオリンはスカスカした音しか出ない。
表現されているのは、ヴァイオリンを弾く兵士のまわりを飛び回る悪魔の踊りだから、凄味と軽さが出ないといけない。
そんなワケで今日はこんな事書いていないで練習練習。
















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