2015年1月16日金曜日

ケアリーヴ

製薬会社の回し者じゃないけれど。

昨日怪我をしたのは左手人差し指の先端。
ヴァイオリンの指番号で言うと、1の指。
最も多く使う指だと思うので、さすがの私も少し心配して、日曜日のミニコンサートは演奏無しの宴会だけになってしまうかもと思った。

これは致命的な怪我だけど、幸いなことに指の突端でなく中心から僅かにずれていた。
それでもかなりの出血と痛みがあって、怪我した直後にバンドエイドを巻いて弾いてみたら、あっという間に二重に巻いた絆創膏の外まで真っ赤になった。
ただ、あと間が二日あるからなんとかなるさと、呑気に構えていたけれど、夜になっても痛い。
コンサートから帰ったら知人から電話があって、ケアリーヴという絆創膏があるから試してみたらと言うので、今朝早速薬局に飛んで行った。
この絆創膏は指の先端用というのがある。
薬剤師に怪我を見せて、ここに貼るんですけどと言ったら、それを出してくれた。

粘着部がTの字になっていて、怪我した指を上からくるっと巻けるようになっている。
貼ってみたら、すこぶる具合が良い。
貼ったままヴァイオリンを弾いてみた。
痛みもなく1の指が押さえられる。
ただ音は雑音が入って良くはないが、曲がストラビンスキーの「兵士の物語」だから、そんなものだと思ってもらえばいい。
テープの巻き方によって、少しは雑音が入らないように工夫ができそう。
あと丸二日あるので、その頃には怪我も治ると思いたいけれど、かなりの深手だったので新しい表皮が生えてくるのは望めない。
当日ほんとうは絆創膏無しで弾きたいところだけれど、どうしてもダメなら貼ったままで弾くかも知れない。

なんだか最近怪我が多い。
これも加齢による?
子供の頃はしょっちゅう怪我をしていた。
今のように良い薬や絆創膏も無い時代だったし、親が子供の怪我などに無関心だったから、消毒もろくにしない。
私も怪我は自然に治るまで、我慢しないとけないと思っていた。
今の子供だったら、すぐに病院に行くくらいの結構な怪我でも、自分でじっと我慢していた。
親はあまりに忙しすぎて、6人兄弟の末っ子の怪我なんかには気がつかなかったと思う。
泣きもせず訴えもせず、化膿していく怪我の状態をじっと観察して、考えたら変な子供だった。
今回のように怪我をしてもあまり動揺しないのは、その頃の我慢の体験があるから。
思えばいつも些細な事で切れまくっているのに、変なところで我慢強い。
肉体的なダメージには強いけれど、精神的な打撃には弱い。
心も体のようにタフだといいのに。













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