2015年3月28日土曜日

文化会館小ホールはご機嫌

古典音楽協会第150回定期演奏会。
テレマン「ドンキホーテ」
バストン「リコーダー協奏曲」
ヴィヴァルデイ「2つのヴァイオリンの協奏曲」
ジェミニアー二「ラ・フォリア」
バッハ「ブランデンブルグ協奏曲5番」

東京文化会館小ホールは満席で、立ち見が出ようかというほどの盛況だった。
聴いて下さった方々、ありがとうございました。
年々、お客様が増えていくのは本当に嬉しい。
今回もこれほどの入場者数になるとは思わなかったけれど、文化会館の改装のために会場が使えず、定期演奏会を1年休んだことが影響しているらしい。
毎回来て下さる方が殆どだから、休みが入るとなにか物足りなくなるようだ。
やっとコンサートが聴けるというので、どっと来て下さったのかもしれない。
私たちも改装なった小ホールの舞台に立つのは楽しみでもあった。

どこを改装したのか詳しくはわからないけれど、ステージ床の素材が変わったかな?
音が前より鮮明に纏まって聞こえる。
弾いていてとても気持ちが良い。
客席で聴いていた人からも、随分音が良くなったとの指摘があった。
世界中の演奏家がこのステージに立つのだから、日本の代表的なコンサートホールとしては、改良に改良を加えていかざるを得ない。
最近のこのステージは本当に良くなった。
どこの会場も、リハーサルの時に良く響いてもお客さんが入ると途端にデッドになるのが普通なのだが、今回はそうしたことを感じなかった。
こちらの気持ちの問題なのか、それとも計算されたことなのか、
どのように改装したのか、詳しく聞いてみたい。
すごく興味がある。

文化会館が出来たばかりの頃は、小ホールのステージと言えば音が悪いので弾きにくいとの評判だった。
途中でステージの高さを調節して少しマシになった。
その後も何回か改装され、今では飛躍的に音響効果も良くなり、このホールを使用出来るのは幸運なことだと思う。
厳しい審査があって、このホールの予約をとるのは中々厳しいから、毎回使えるのは有りがたいことだと思っている。

今日はコンサートマスターの角道さんとチェンバロの佐藤さん、2人の喜寿を祝うコンサートでもあった。
2人ともウッソーと言いたくなるほど元気で、音も豊かで指もよく回る。
プログラム前半の中藤・中嶋組のコレッリ「ラ・フォリア」新谷・石橋組のヴィヴァルデイ「2つのヴァイオリンの協奏曲」もそれぞれ素晴らしいソロを聴かせてもらえた。
年齢を超えた若々しい人達と共演できて、幸せだった。

こんなに年を取らない人達は、中世だったら魔女の疑いをかけられたかも。
君たち、あんまり上手く弾くと黒猫の仲間だと思われるぞ!



















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